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カズの鈴鹿ポイントゲッターズ、3/1今後の方針発表へ。Jリーグから加盟資格停止の処分

写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

昨年12月、元執行役員への「適切ではないと考えられる」金銭授受が発覚。

 JFL(日本フットボールリーグ)の鈴鹿ポイントゲッターズは2月28日、同日のJFLとJリーグ(日本プロサッカーリーグ)から発表された処分を受けて、3月1日午後、クラブの見解を示すと発表した。 

 JFL規律委員会によると、調査の結果、鈴鹿において「懲罰の対象となりうる行為が発覚」したとして、懲罰内容を同リーグ理事会に報告した。JFA(日本サッカー協会)が最終決定を下す。

 またJリーグは、この発表とともに、「適切ではないと考えられる金銭のやり取りが存在していたことなど、クラブのガバナンス体制に不備があると判断しうる複数の事情が認められた」と報告。「Jリーグ百年構想クラブ」規程に定める『Jリーグの目的に反する行為』と判断すべき結論に至り、百年構想クラブとしての資格を停止すると発表した。

 2022年6月のJ3ライセンス申請期限までに入会を認め得る状況に改善することを条件としている。

 鈴鹿には今季、三浦知良が横浜FCから期限付き移籍で加入。三浦泰年監督とともに兄弟で、Jリーグ昇格を目指すと誓っていた。

 一方、鈴鹿は昨年12月12日時点で、次のように元執行委員から迫られていたことと、金銭を授与したことをクラブ公式サイトで明かしていた。

「我々、鈴鹿ポイントゲッターズは現在、弊社元執行役員・塩見大輔氏より、5,000万円の金銭要求を受けております。

 具体的に説明致しますと、『5,000万円の支払いと代表取締役・吉田雅一の辞任、この2つが実行されない場合、不正を公表する』という内容です。

 塩見氏からの金銭要求に関しましては、今回で二度目になります。 一度目は、本年7月26日に同様の内容で2,500万円の金銭要求を受けておりました。

 塩見氏が指摘する不正行為の内容は、複数あり、趣旨が判然としない指摘も多数を占めておりました。弊社としては、塩見氏が指摘するような不正行為は存在しないものと認識しておりましたが、塩見氏からの執拗な金銭要求に畏怖を覚えてしまい、また塩見氏が一方的に事実を捻じ曲げて、あたかも弊社に不正が存在するかのような虚偽の情報を拡散することを恐れ、2,500万円を支払い、関係を断ち切るという選択をしてしまいました。

 その後再度、塩見氏より金銭要求を受けるようになったのは、約3週間前の11月27日です。この金銭要求は本日まで、合計80回以上に渡り行われております。

 この合計7,500万円の金銭要求に関しましては、弁護士と共に所轄の鈴鹿警察署に相談済みであり、鈴鹿市・三重県・JFL等関係各所にも一部情報を共有させていただいております。 また弊社に、塩見氏が指摘するような八百長試合の実行やその他不正行為の事実が認められないことは、弁護士、関係者、その他関係各所への照会により確認済みでしたので、今回は塩見氏の要求には応じないこととし、無視を貫いておりました。

 ところが、今般、塩見氏自身のTwitterアカウントを用いて、弊社の不正を示唆するようなツイートが繰り返し投稿されており、そしてそれは当分の間続くであろうと予想され、日頃から鈴鹿ポイントゲッターズを応援してくださっているサポーターの皆様やスポンサー企業の皆様、さらには協会関係者の皆様に多大なるご心配をおかけする事態に至ったことから、本件リリースを行う運びとなりました。

 本来であれば、弊社に不正が存在しないことについて、詳細な説明を行うべき立場にあるかとは存じますが、合計7,500万円に及ぶ巨額な金銭を得ることを目的とした告発であり、かつ内容自体を正確に理解することが難しいため、本件の対応は基本的に警察署に一任することとしておりますので、現時点では詳細な説明を控えさせていただく予定でおります。

 何卒、ご理解賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。 引き続き、応援してくださる皆様のために、法規遵守のもと、誠心誠意、活動して参りますので、ご支援の程、何卒宜しくお願い致します。

鈴鹿ポイントゲッターズ

代表取締役 吉田雅一」

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[文:サカノワ編集グループ]

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