橋本拳人は大丈夫か。ロシアがサッカー界でも孤立、FIFAとUEFA主催試合への参加停止
橋本拳人。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ロストフ・ナ・ドヌーに近いプラトフ空港は閉鎖。
FIFA(国際サッカー連盟)とUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)は日本時間3月1日、共同で、「代表チーム、クラブチームを問わず、全てのロシアチームについて、今後の通知があるまでFIFAおよびUEFAの大会への参加を停止すると共に決定した」と発表した。
日本代表MF橋本拳人(前・FC東京)の所属するロシア1部リーグのFCロストフも、もちろん対象に。欧州カップ戦には出場していないものの、ロシアサッカー界が完全に孤立してしまった形だ。チームは現在1部14位。国内リーグの2部降格あるいは降格プレーオフに回る可能性がある。
ただロストフは2月25日、ウクライナ情勢に伴い週末に予定されていたキリリヤ・ソヴェトフとのホームゲームが中止されたと発表している。ロストフはウクライナ国境に近いロストフ・ナ・ドヌーを本拠地としていて、同地にあるプラトフ空港がロシア政府により閉鎖。民間機の発着は完全にストップされている。
ロストフのメディア『シティレポーター』によると、空港閉鎖の他、ロストフ地区のグーグルペイやアップルペイの交通機関での利用が制限されたと報告。難民に対する物資提供も開始されたという。またロストフ地域にウクライナ軍の砲弾の発着も確認されているそうだ。
橋本自身はこのほどインスタグラム(アカウントは @kento_hashimoto_18 )のストーリーズで、「色々とニュースで出ていると思いますが、僕も何が起きているのか詳しく把握できていません。身の危険は感じていませんし、生活も特に変わらず、練習も普通に行われています! 試合は3日後に行われる予定でしたが空港が閉鎖されたため不透明という感じです。正直この先何が起きるのか少し怖いですが、僕は何もできないので試合に向けて準備するだけです」と報告していた。ただその後は更新されていない。
ロシアではSNSやホームページの発信にも規制が掛けられてきているという。日本代表にも選ばれてきた橋本だが、何より身の安全が心配される。
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[文:サカノワ編集グループ]