【日本代表】GK川島永嗣が川口能活コーチとの再会を語る「最後に会ったのは…」10年前の南アフリカW杯
ランニングをする川島永嗣と日本代表の選手たち。写真:日本サッカー協会/(C)JFA
「待ちに待った代表活動」「一つの基準に」
日本代表のGK川島永嗣(RCシュトラスブール)がオランダ・ユトレヒトでの合宿2日目となった10月6日、メディア取材に応じて、9日のカメルーン代表戦、13日のコートジボワール戦に向けた抱負を語った。
「待ちに待った代表活動。選手・スタッフを含め、ずっと試合がないなか、モヤモヤした気持ちがあり、サポーターもこの時を待ち望んでいたと思います。合流できて嬉しいですし、試合に向かっていける喜びに満ち溢れています」
そのようにチーム最年長でもある37歳のGK川島は意欲を示した。
そして今回、日本代表でもともに戦ってきた川口能活氏がコーチとして帯同している。川口が2年前までSC相模原で現役を続けていたこともあって、再会は久しぶり。2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)以来、実に10年ぶりになるということだ。
「能活さんが引退されてから会うのは初めてで、昨日(5日)話していて、そもそも2010年のワールドカップ(W杯)以来ではないかとお互い気付かされました。久々にこうした場所で、能活さんと会えるのは嬉しいことです。能活さんがキーパー練習にいることで、気持ち的にも大きな刺激を受けます。能活さんがいて、ボールを蹴ってもらえることで、いつもと違った雰囲気にもなっています」
また、今回対戦するカメルーン、コートジボワールも、ヨーロッパでプレーする多くの選手が集結する(ヨーロッパ勢はネーションズカップ開催中のため対戦できない)。コンディションの良いアフリカの選手たちと対決する貴重な機会になる。
川島も日本代表として対峙できることを楽しみにしていた。
「アフリカの2チームは、ヨーロッパの大きなクラブでプレーしている選手も多いです。経験も持ち合わせています。アフリカのチームは独特のリズムがあり、技術的な選手も多いので、どのような形で対応していけるのか。自分たちもヨーロッパでプレーする選手のみの編成になり、これが一つの基準と捉えられるように、やっていきたいです」
コロナ禍で巡ってきたこの欧州を舞台にした戦いが、一つ指針を示す場となる。その日本代表を、川島がしっかり力強く支えている。
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[文:サカノワ編集グループ]