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元日本代表MF香川真司が1月にPAOK退団か「『サヨナラ』の準備を進める」。指揮官も言及…

香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

公式戦2試合連続でメンバー外。「印象を残せずにいる」。

[ギリシャ1部 ] トリポリス 0-1 PAOK/2021年9月20日/テオドロス・コロコトロニス

 PAOKテッサロニキがアステラス・トリポリスに1-0の勝利を収め、新シーズンのリーグ初勝利を収めた。1勝1敗。開幕戦のPASヤニナFC戦(●0-1)で先発出場した元日本代表の香川真司は、直近のUEFAカンファレンスリーグのリンカーン・レッド・インプスFC戦(〇2-0)に続いて、今回メンバー外となった。

 ギリシャメディアの『Onスポーツ』は、「カガワは『サヨナラ』の準備を進めている」と題し、香川がこのままであれば、来年1月の冬の移籍市場で放出されるだろうと報じている。

 記事によると、32歳の日本人アタッカーはこの夏に移籍することも検討されていた。しかしラズヴァン・ルチェスク監督に、もう一度チャンスがほしいと直訴して残留。それでも「チームに変化をもたらせずにいる」と、これまで公式戦12試合・1アシストというパフォーマンスに疑問符をつける。

「ボルシア・ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドでファンが見ていたプレーの半分も見せられずにいる。彼は適応できず、迫力をもたらすことができていない」

 同メディアはそのように嘆く。ベルギー人のオマル・エル・カドゥーリがこのほど戦列に復帰したことで、「香川の出場時間はこれから減っていくだろう」とも展望する。指揮官も外国籍選手の人数の問題で、「香川を外すことに決めた」と説明している。

 何より「夏に退団するかと思われたが、ルーマニア人監督からもう一度チャンスをもらうため残留した。香川が出場した試合では、リエカ戦の数分間以外、印象に残っていない」と、厳しくそのパフォーマンスを指摘する。

「彼はシーズン終了までクラブと契約を結んでいるが、そこまで雇うのは難しくなっている。PAOKは彼に目を見張るような変化がなければ、退団を申し出るだろう。それにより節約し、1月から中盤の補強のため別の選手を獲得できる」

 リーグの覇権奪回を目指すPAOKは補強を必要とし、そのためには香川放出の選択肢はやむ得し。そのように同メディアは指摘している。

 とはいえ、まだまだ燻る年齢ではない。香川のギリシャの地での逆襲に期待したいところだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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