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【浦和】大胆采配ズバリ的中!岩尾&平野Wボランチ、MF馬渡&DF明本の左サイド起用…リカルド・ロドリゲス監督が狙いを語る

浦和のリカルド・ロドリゲス監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

過密日程のなか、「フレッシュな選手が重要に」。

[J1 3節] 浦和 2-0 湘南/2022年3月6日15:04/埼玉スタジアム2002

 J1リーグ3節、浦和レッズが湘南ベルマーレに2-0の勝利を収めた。浦和は今季リーグ初勝利で、1勝1分3敗。一方、湘南は1分2敗と未勝利のまま。

 この試合、浦和のリカルド・ロドリゲス監督は、ボランチに岩尾憲&平野佑一という初めてのコンビを選択。平野の負傷交代により、二人揃ってのプレーは31分までとなったが、湘南のプレッシングをいなして、サイドの主導権争いで常に先手を取り続けた。

 指揮官はそのコンビ起用の理由と成果について、次のように語った。

「ここまで5連戦してきて、この日程で1年間戦っていくためにはフレッシュな選手が重要になってきます。前回の2ボランチから変更がありましたが、柴戸海にしても、伊藤敦樹にしても、川崎フロンターレ戦では非常にいいプレーを見せてくれました。

 攻撃とディフェンスの両面で目的を持ち、上手くやれたのではないかと思います。スタートメンバーのみならず、途中から入る選手を含め、どのような構成で臨むのか迷いはありました。今回柴戸は外れていますが、いろいろなバランス、疲労度を考慮し、このメンバーになりました。伊藤は途中から入り、非常にいいプレーを見せてくれたと思います」

 また、60分過ぎにはセンターフォワードで先発した明本考浩が左サイドバック、そして途中出場の馬渡和彰が左MFに回った。これまで(MF明本、DF馬渡)とは逆と言える配置に。結果、カウンターから持ち込んだ明本のパスを馬渡が決めて2点目をもたらし、しかも無失点に抑えることに成功した。

 リカルド・ロドリゲス監督はこの采配について、次のように語った。

「バランスのところを考えました。明本に関しては、ディフェンスの面で固さがあり非常に重要な役割をこなしてくれる選手です。馬渡は縦のスピードを備え、ドリブルからあのゴールを取ったようなチャンスを作り出せる選手です。彼がより相手ゴール近くにいるように、という狙いを持っていました」

 指揮官の采配もズバリ的中――。浦和がホームで今季リーグ初勝利を手中に収めた。次節は3月13日、アウェーでサガン鳥栖と対戦する。

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