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ヒンターエッガーがイタリア移籍?鎌田大地もフランクフルトの「売却希望リスト入り」

鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

すでにカメルーン人DFの獲得発表、長谷部誠も健在。

 ドイツ・ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトに所属するマルティン・ヒンターエッガーが、今オフのクラブの売却希望リストに掲載されているという。ドイツメディア『ヘッセンシャウ』が4月20日、『スポーツ・ビルド』の情報をもとに「良いオファーがあれば、クラブは放出する」と伝えた。さらに「エヴァン・ヌディカ、鎌田大地もそのリストに入っている」ということだ。

 フランクフルトはコロナ禍の緊縮財政により、約3000万ユーロ(約41億円)の損失を見込んでいる。ヒンターエッガーの年俸は約250万ユーロ(約3億4000万円)で、2024年6月まで複数年契約を結んでいる。クラブとしては、この高額年俸であるセンターバックを売却し、損失の一部を補填したい意向である。イタリアのナポリから、すでにオファーが来ているということだ。

 フランクフルトは来季、すでにカメルーン代表DFジェローム・オンゲネの獲得を発表。ヒンターエッガーは長谷部誠に一時期スタートポジションを奪われていた時期もあった。そうした状況を踏まえると、確かに放出は十分あり得るということだ。

 とはいえ、クラブを支えてきたヒンターエッガーは、フランクフルトへの愛着も人一倍強く、プレー続行を希望している。先日のヨーロッパリーグ(EL)では、FCバルセロナ撃破に大きく貢献した。こうしたクラブの動きに心境はいかに――。

 チームは昨季終盤、様々な人事の発表や噂も影響し(監督、強化部の退団が先行して決まるなどやや異例だったが)、勢いを失っていった経験をしている。今後はバルサとの2試合でハイパフォーマンスを見せた鎌田に関する噂が出る可能性もある。

 そうしたなかで、アイントラハトが改めて一枚岩になり、EL制覇の悲願を成し遂げることができるか? 興奮とため息が重なり合うあの難しいシーズンに突入していく。

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