アギーレ監督、久保建英に「一ついいプレーをしたあと消えてしまう」と指摘
久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
期待の表れ…1試合、安定したパフォーマンスを期待。
スペイン1部リーグ RCDマジョルカのハビエル・アギーレ監督が4月25日、『ウルティマ・オラ』のインタビューに応じて、そのなかでレアル・マドリードからレンタルでプレーする日本代表MF久保建英について語っている。
元日本代表の監督でもあるアギーレ氏は、20歳のレフティについて、次のように指摘している。
「タケフサは、リーダーになるにはまだ若いです。もう少し、やることに一貫性を持たせること(安定したパフォーマンス)が、彼には欠けているように思います。一ついいことをしたあと、10分ほど消えてしまう。再びいいプレーをしても、また消えてしまいます。もしも彼が90分間にわたりレベルを保てれば、ラ・リーガのみならず、どこにいても重要な選手になるでしょう」
また、イ・ガンインとの“共存”についても、次のように語る。
「毎週、誰が良くて誰が悪いか見ていますが、時々、二人揃って上手くいっている時、一方にとっては不公平と言える決断を下さなければなりません。エルチェ戦では後半一緒にプレーし、決して悪い出来ではありませんでした。この間もしばらく一緒にプレーしています。タイミングの問題です。緊急事態である今議論している間はありません。2人が一緒にプレーすることになったら、必ずやってくれるはずです」
指揮官の期待の裏返しと言える。もちろん現実的な戦いにより守備に追われてしまう現状、なかなかボールを持ってアクションを起こす機会も限られるなか、より高いレベルを要求されている。
今季リーグ24試合・1得点。シーズン最終局面、久保としてはチームを1部残留へと導く「結果」で応えたい。マジョルカは次戦、日本時間5月2日午前4時から、アウェーでFCバルセロナと対戦する。
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