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声出し応援、復活へ一歩。ルヴァン鹿島戦、J2東京V対岩手戦から段階的導入。7月以降、希望する全クラブ対象

写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

まず上限5000人もしくは50%以下で、上限3000人から。

 Jリーグは5月17日、「声出し応援の段階的導入」について発表した。政府の基本的対処方針に基づき実施するもので、6月上旬から7月にかけて数試合で運営検証を行い、その後、希望する全クラブが声出し応援エリアを導入できるよう進めていく。声出し可能の人数は「ステップ1」が3000人(上限5000人or50パーセント以下で大きいほう)。「ステップ2」が7000人で、7月に6試合ほどを予定している。

 対象試合は、開催地の自治体に相談、情報共有を行い、17日時点で2試合が決定した。

 まず最初の対象は6月4日か11日にカシマサッカースタジアムで開催されるルヴァンカップ・プレーオフステージの鹿島アントラーズ のホームゲーム(対戦相手未定)。

 また、6月12日18時から味の素スタジアムで行われるJ2リーグ21節の東京ヴェルディ対いわてグルージャ盛岡戦。

 7月中を目安にさらに対象試合の追加を予定。早まる可能性もある。

 試合の選定は、「初期導入の段階ではデータ取得を優先し、過去にコロナ関連の調査実績のあるスタジアムを候補会場としたうえで、主管クラブのチケット販売状況や自治体との調整状況、クラブの意向などに鑑み決定する」。

▼声出し応援エリアの運営検証の段階では、対象試合では感染拡大防止のため全席来場制限を行う。

▼声出し応援エリア/声出し応援席について。対象試合の観戦席の一角を、座席間隔を広く保った「声出し応援可能エリア」として指定し、指定エリア内の座席(声出し応援席)を購入された来場者に限り、不織布マスク着用のうえで声を出して応援できる。

▼声出し応援エリアは当面の間、「声を出して応援できること」に特化したエリアとし、食べ物を食べたり、飲酒をする行為は禁止し、エリアの外で行う(アルコール飲料を除く水分補給は可能)。

▼声出し応援の対象ではない試合や、対象外のエリアの声出し応援は引き続き禁止行為となる。

▼近日中に声出し応援ルールをまとめた「声出し応援に関するガイドライン」を公表する。

▼ 政府の基本的対処方針の定めに従い「スタジアム全体の収容率が5000人もしくは50%の大きいほう」を上限とし、さらに声出し応援エリア自体にも人数上限を設ける。

 ▼主な調査内容。対象試合では、実際にガイドラインに従い運営できているかを確認するとともに、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)と協力し、よりよい運営のためのデータの取得を行う。

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