苦しむ清水、平岡宏章監督を解任。4年連続シーズン途中の指揮官交代に…篠田善之ヘッドコーチが暫定で指揮
平岡宏章監督。(C)SHIMIZU S-PULSE
柏に敗れ、J1・J2入れ替え戦プレーオフ枠の16位に。
J1リーグの清水エスパルスは5月30日、平岡宏章監督と双方合意の上、契約を解除したと発表した。後任として篠田善之ヘッドコーチが昇格し、暫定的に指揮を執る。トップチームの新体制については、 決定次第改めて発表される。これで清水は2019年から4年連続、シーズン途中の監督交代となった。
平岡監督は1969年9月2日生まれ、静岡県静岡市(旧清水市出身)。現役時代は清水市立商業高校(現 清水桜が丘高校)、順天堂大学を経て、清水エスパルス、コンサドーレ札幌、アルビレックス新潟でプレー。引退後は新潟コーチ、新潟シンガポール監督、新潟ジュニアユース監督、清水ユース、清水コーチなど経験。今回清水での監督(前回は暫定)は二度目で、2021年11月からロティーナ氏(現・ヴィッセル神戸)の後任を務めてきた。
清水は5月29日、16節・柏レイソル戦を1-3で落とし、2勝7分7敗(15得点・24失点)の勝点13で1・2部入れ替え戦プレーオフ枠の16位に低迷していた。
平岡監督は次のようにクラブを通じてコメントしている。
「ファン・サポーター、そしてパートナーの皆様、いつも温かいご声援・ご支援をいただき、誠にありがとうございます。就任時に清水エスパルスをもう一度、強く・誇り高きチームに変革したいと、選手・スタッフとともに日々精進して参りましたが、今シーズンここまで、皆さまのご期待にお応えできるような結果を出せていないことに大変申し訳なく思っています。
しかし、選手・スタッフは、ここまでシーズン当初に掲げた5つのマニフェスト、『無条件で全力を尽くす』『闘う集団となる』『競争しながら協調し合い、共創する』『献身性と一体感を持つ』『責任感を持ち、自立する』、この5つを常に実行してくれたことに感謝しています。
残念ながら私は志半ばでこのチームを離れることになりますが、 清水エスパルス創設30周年を迎える今年、ここからさらに一丸となり、巻き返してくれることを期待しています
そして、清水エスパルスの今後のさらなる飛躍を願っています。エスパルスファミリーの皆さま、本当にありがとうございました。そして最後にいつ何時も笑顔で毎朝、見送ってくれた妻に心から感謝を伝えたいです」
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