【日本代表】Jリーグ復帰?吉田麻也が移籍先に言及「いいところがあれば。なるようになるでしょう」
吉田麻也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
W杯本番へ「守備的になっても形を持つことが大切。指針を作り上げる4試合に」。
[キリンチャレンジ杯] 日本代表 – パラグアイ代表/2022年6月2日19:00/札幌ドーム
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の吉田麻也(UCサンプドリア)が5月31日、6月のキリンチャレンジカップ&キリンカップ4試合に向けた抱負と、注目される今後の自身の去就について語った。
「日本に帰ってきて、負荷的をかけたトレーニングをしてきたので、ここからは疲労を取り除きながら戦術面をしっかり落とし込み、パラグアイ戦にいい状態で臨みたいです」
そのようにセリエAでの戦いを終えた吉田は語る。最終節のインテル・ミラノ戦では久々の先発出場を果たしたが、シーズン終盤は思うように出場機会を得られなかった。ただ、そこから帰国後、みっちりと体力的に追い込んできたという。
そのうえで、次のようにこのキリンチャレンジカップ&キリンカップ6月4連戦に向けた対策と抱負を語る。
「(カタール・ワールドカップに向けて)どういうふうに自分たちが戦っていくのかを再確認し、ブラジル代表をはじめW杯出場国に対し、世界のトップに自分たちがどれぐらいやれるのか、どれだけ守備的になるのか、そこで自分たちがやるべきことを知り判断していきたいです。また選手間の競争に関しても最後のアピールの場になると思います」
ここから半年、今回11月開催のカタールW杯は日程的に直前合宿が組めない。9月のインターナショナルマッチウィークが実質的な最終合宿になりそうである。それだけに今回、いろいろ“気付き”を得る機会だとも捉える。
「守備的になっても形を持っておくことが大切。W杯本番では疲労度もプレッシャーも異なりますし、一度流れを持って行かれると引き寄せるのが難しくなると思います。今回は指針を作り上げる4試合。ブラジルのようなトップ・オブ・トップにどれだけやれるのかを知り、道しるべに示せればと思います」
また吉田自身はサンプドリアとの契約が一旦、2021-22シーズン限りで満了を迎えた。現地ではJリーグ復帰、あるいは条件を引き下げてのサンプドリア残留の可能性などが報じられてきた。その注目される自身の去就について問われると、次のように語った。
「いいところがあれば。14日までは代表の活動に集中します。ケガをしてからの半年間、十分なプレー時間を得られていないので、これまでも言ってきましたが、自分の価値を示さないといけません。この2週間で動きがあるのかは分かりませんし、そこはエージェントに任せています。なるようになるでしょう!」
そのように33歳のキャプテンはある意味泰然と構え、この6月シリーズに集中する。
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