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【日本代表】一部サポーターが雰囲気台無し、ブラジル戦終盤に大声で合唱。石川直宏氏「後押しにならない」

ブラジル戦での南野拓実。(Photo by Kenta Harada/Getty Images)

コロナ感染防止のため、大声を出して歌うのはまだ禁止行為。

[キリンチャレンジ杯] 日本代表 0–1 ブラジル代表/2022年6月6日19:20/国立競技場

 日本代表は、ネイマールのPKによるゴールでブラジル代表に0-1の敗戦を喫した。国際Aマッチでのブラジル戦の通算成績は2分11敗。

 日本を応援するホームゴール裏のスタンドでは、試合前に日の丸のコレオグラフィーが描かれるなど盛り上げ、選手たちの士気を高めた。

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため声を出しての応援が禁止されるなか、国立競技場に訪れた6万3000人を超える観客は試合中、この日配布された“オリジナルハリセン”を叩いたり拍手を送ったりして選手たちを後押しした。

 しかし0-1で迎えた試合終盤、日本が1点を奪いに攻勢をかけた時間帯、そのゴール裏から、日本への応援歌が唄われるチャントがスタジアムに響いた。本来は禁止されている行為である。

 試合開始から再三にわたり“声出し応援禁止”のアナウンスがスタジアムに響いた(試合中に繰り返されるそのアナウンスのほうが、かなり耳障りだという意見も多いが……)。しかし試合終盤、明らかにスタジアム中に響くぐらいの声量で、日本を応援するチャントが歌われていた。

 6万人以上が訪れるなか、それまで素晴らしい雰囲気に包まれていたが、一部の応援者により台無しにされた。

 元日本代表&FC東京の石川直宏氏はツイッター(@sgss18)で、 チームメイトでもあった長友佑都、権田修一のプレーを称賛。そのうえで応援について、「声は無かった? と思いたいけど 汗。 後押しにはならない。『あれ、声出してる』って選手たちは思ったかも。63,000名を超える熱気・雰囲気はやはり素晴らしい」と、現行のルールのなかで、声を出しての応援は決して選手に対する後押しにはならないと綴っている。

 結果的には、日本がPK獲得か!? というシーンも作り出したが枠内シュートゼロで完敗。もしも、あのようなあからさまな禁止行為のない応援が続いていれば、また異なる結果になっていたかもしれない――。そんな結末になってしまったのは残念だった。

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