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J2最下位の琉球、喜名監督を解任。方針転換が裏目に

FC琉球のエンブレム。(C)SAKANOWA

「強く責任を感じております」

 J2リーグのFC琉球は6月8日、6日付で喜名哲裕監督との契約を解除したと発表した。後任が決定するまでの間、倉貫一毅ヘッドコーチが暫定的に指揮を執る。

 喜名監督は1976年12月10日生まれ、沖縄県那覇市出身の45歳。小禄中と那覇西高出身で、クラブにとっては待望されていた地元からの監督に。2019年から担った樋口靖洋前監督は、ポゼッションスタイルを徹底し、開幕好スタートに成功。チームを一時上位に導いた。しかし2021年途中、7試合勝ち星がないとクラブはJ1昇格を目指すには物足りない成績として、樋口氏を解任。コーチとして支えてきた喜名監督が昇格した。

 喜名体制では樋口スタイルとは異なる前線からのプレッシングスタイルを重点的に取り組んだが、これが噛み合わず。今季はそのバランスを模索した戦いをしてきたが、結果が残せないことで悪循環に陥っていった。監督よりもクラブの強化方針に問題があったとも言えそうだ。

 喜名監督はクラブを通じて、次のようにコメントしている。

「J1昇格という目標を掲げたなか、思うような結果を出せなかったことに強く責任を感じております。ただ選手やコーチングスタッフ、クラブスタッフと一枚岩となり戦えたことは本当に誇りに思います。そしてどんな時も熱い応援をしてくださったサポーターの皆さんに心から感謝いたします。 このような形でチームを離れる事は非常に心残りですが、大好きなこのチームのさらなる発展を心から願っております。6年間、本当にありがとうございました」

 琉球は現在3勝6分11敗の勝点15でリーグ最下位。今週末11日はホームでV・ファーレン長崎と対戦する。

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