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【名古屋】ジョーの移籍金問題『解決』を報告「日本サッカー界の信望が守られた」。気になる今後の動向は…

名古屋時代のジョー(左)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

長崎のカリーレ新監督が獲得を検討!?

 J1リーグの名古屋グランパスは6月24日、15日にCAS(スポーツ仲裁裁判所/スイス・ローザンヌ)が元名古屋のブラジル人FWジョーとSCコリンチャンス・パウリスタに対して下した裁定について、「肯定的に受け入れます」と公式サイトでステイトメントを発表した。

 この問題は2020年1月、契約中であるジョーが名古屋のキャンプに参加せず、リハビリ期間中にブラジルへ帰国。すると古巣コリンチャンスとの契約を発表したのだ。名古屋はジョーの退団を認めるとともに、契約解除金を請求。ジョーとコリンチャンスが応じないためスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴え、ジョーサイドに260万ドル(約3億5000万円)の支払いが命じられた。一方、ジョーサイドはブラジル帰国について問題があったと認めるものの、契約自体は認められるべきだと主張していた。そして今回、最終的な決定が下された。

 名古屋は次のように、今回の決定を評価している。

「この決定は、ジョー選手が契約違反にあたって、クラブがジョー選手との雇用契約を解除する正当な理由があり、ジョー選手およびコリンチャンスが支払うべき契約解除金を認定したものです。

 今回の裁定により、クラブの公正さが立証され日本サッカー界の信望が守られたことを肯定的に受け止め、この裁定に関わった全ての関係機関・関係者の皆さまに感謝を申し上げます」

 ジョーはこのほどコリンチャンスを退団。J2リーグV・ファーレン長崎の指揮官に就任したファビオ・カリーレ新監督はブラジル出国前、コリンチャンス時代にブラジル・セリエA制覇をともに成し遂げているジョーの獲得について、「可能性はある」と語っていた。

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