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冨安健洋に“最強”の同僚、アーセナルがマンCガブリエウ・ジェズス獲得。アルテタ監督「私たち全員が望んでいた選手、本当に嬉しい」

ガブルエウ・ジェズス。(Photo by Kenta Harada/Getty Images)

ブラジル代表として6月のキリンチャレンジ杯にも出場。

 日本代表DF冨安健洋にとって“最強”のチームメイトが加わる――。イングランド・プレミアリーグのアーセナルFCは7月4日、マンチェスター・シティのブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)を完全移籍で獲得したと発表した。背番号は「9」で、2027年6月までの5年契約。

 25歳のストライカーは昨季リーグ28試合・8得点・9アシスト、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)8試合・4得点・1アシストなど公式戦通算41試合・13得点・12アシストを記録。CL制覇に大きく貢献している。

 ブラジル代表としてもすでに56試合・19得点を記録し、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)では5試合に出場している。また先日の親善試合キリンチャレンジカップでも来日し、途中出場した際にはひと際大きな拍手を受けた。

 ストライカーが次々と抜けて行ったガナーズにとって「9番」は最大の補強ポイントだった。そうしたなか、ミケル・アルテタ監督がマンチェスター・シティのコーチ時代に19歳の時から面倒を見たジェズスの補強に成功した。

 自身もティエリ・アンリに憧れたのがプロサッカー選手を志したキッカケであり、ジェズスはアーセナルでのプレーを夢見てきたそうだ。そうしたさまざまなつながりもあり、ライバルチームから引き抜くことができた。

 アルテタ監督はクラブ公式サイトで、「この偉大な選手を獲得できたことは、クラブにとって素晴らしい仕事。彼はリーグで成功を収めていて、私も個人的によく知っていました。長い間調査してきたポジションであり、こうして私たち全員が望んでいた選手を獲得できて、本当に嬉しいです」と、率直に喜びを口にしている。

 またその人間性や“笑顔”、スパイクを履いた瞬間にスイッチが入るプロフェッショナリズムなど、アルテタ監督は「彼の全て」を高く評価している。

「クオリティ、ゴールへの意欲、指導を受ける姿勢、向上心ももちろんあります。勝利に慣れていて、勝つことがそれらを証明する唯一の方法であることも知っています。彼はクラブで異なる基準を示してくれると思います」

 そのように相乗効果を期待している。

 冨安とは、ジェズスが1歳年上。同世代である。これからどのような顔触れがピッチに並ぶのか。いつジェズスと冨安が揃ってピッチに立ち、どんなプレーを見せてくれるのか。アーセナルの2022-23シーズンがまた注目を集め、楽しみになりそうだ。

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