吉田麻也がシャルケ加入決定「昔、内田篤人が右サイドにいた時、試合を見に来ました」。1年契約＋１年オプションに

シュレーダーSDは「最終ラインからゲームを組み立てられるピッチ上のリーダー」と期待を寄せる。

　日本代表DF吉田麻也が７月５日、ドイツ・ブンデスリーガ１部シャルケ04に加入することが正式に決まった。シャルケによると2023年６月までの１年契約で、さらに１年の延長オプションがつく。

　イタリア・セリエAのUCサンプドリアとの契約満了を迎えフリートランスファーとなっていた日本代表のキャプテンが、オランダ、イングランド（イギリス）、イタリアに続き、４か国目の挑戦を決断した。昨季２部リーグでマンチェスター・シティからのレンタルで１年間プレーしていた板倉滉（→ボルシアMG）の後釜と言える形で、ディフェンスリーダーとして期待される。

　クラブ公式サイトでは、ルーベン・シュレーダー・スポーツダイレクターが次のように期待を寄せている。

「マヤは、サッカー面、フィジカル、キャラクター、その全てでチームの重要な役割を担える選手。イタリア、イングランド、日本、オランダで絶対的なリーダーとしての資質を証明してきました。彼は私たちを助け、ブンデスリーガで成功を収めてくれると信じています」

　同SDは具体的に役割についても説明する。

「マヤは最終ラインからゲームを組み立てられるピッチ上のリーダー。両センターバックができて、その落ち着いたプレーにより試合のあらゆる局面で安定感を与えてくれるでしょう」

　そして吉田は次のように決意を示している。

「FCシャルケ04のジャージーを着られて、とても嬉しく思っています。チームメイトや監督、ファンの皆さんと仲良くなれるのを楽しみにしています。昔、内田篤人が右サイドで守っていた時、フェルティンスアレーナで試合を見たことがあります。そしてブンデスリーガをずっと興味深く見守ってきました。だからこそ、ようやくその一員になれて嬉しく思います」

　ブンデス１部では、その内田以来の日本人シャルカー誕生となる。ポジションを掴み、まずノルマである１部残留、そして上位進出へ――33歳のセンターバックが名門シャルケを支える。

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