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【浦和】GK鈴木彩艶が実感する西川周作の“進化”「凄いなと思わされます」。一方、リーグ戦出場への強い渇望「そのために常に準備しています」

浦和の鈴木彩艶。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

U-23アジア杯にU-21日本代表の中心選手として臨み、「シンプルに公式戦に出られる楽しさも感じました」。

 J1リーグ浦和レッズのGK鈴木彩艶は、昨年の東京オリンピック日本代表に“飛び級”で選ばれ、さらに現在のU-21日本代表でも中心選手として活躍している。一方、浦和では5月に開催されたACL(アジアチャンピオンズリーグ)のセントラル方式のグループステージで開幕から4試合連続でゴールを守り、決勝トーナメント進出に貢献した。しかし、国内リーグ戦では、今季これまで出場機会を得られずにいる。

 来月20歳の誕生日を迎える浦和の未来を担う守護神候補は、「試合に出られていないということは、監督が練習を評価したうえでの結果だと受け止めています。自分としてはまだまだ(西川)周作さんよりも劣っていますし、練習でアピールするしかないと思っています」と現実を受け止める。

 いやいや彩艶選手が“劣っている”とは感じない能力の高さを感じるが――そう言うと鈴木は少し照れながら、「周作さんは今年、いままで以上にプレーが成長していると、僕から見ても感じています。まだまだ、『凄いな』と思わされます」と、リーグ戦では開幕からゴールを守り続ける36歳になった西川の“進化”に目をみはる。

 今季の浦和は、ジョアン・ミレッ氏がGKコーチに、さらに昨季鈴木とチームメイトだった塩田仁史氏が現役引退してGKアシスタントコーチに就任。浦和の“GKチーム”の指導体制も一新された。そして選手では、牲川歩見が加わった。

「新たなことを学ぶうえではスタートラインが同じで、そこから僕も成長を実感しています。そういった意味では、このGKチーム全体としてレベルアップできていると感じています」

 鈴木もまた確か進歩を実感している。

 だからこそJリーグのピッチに立ちたいという渇望も強い。浦和のアカデミー出身であるゴールキーパーは「もちろん、まずリーグ戦に出るためにやっています。その気持ちは変わらないです」と強調する。

 それだけに先日のウズベキスタンU-23アジアカップで5試合に臨んだことは貴重な経験になった。

「今年取り組んできたことを、あの大会で出せました。間違っていないと、自信を持てました。これをレッズで試合に出て、結果につなげていきたいと思いました。練習でいいプレーをしていても試合でできるかは分かりませんし、そういったところで、大会を通して成長を感じられました。それにシンプルに公式戦に出られる楽しさも感じました。改めて試合に出たい気持ちも強まりました」

 このあと浦和はリーグ戦に加えて、ACL決勝トーナメント、ルヴァンカップと連戦が続く。鈴木は「常に準備はしています」と、いつでもピッチに立てるようにスタンバイし、最高の状態で試合当日を迎える。

 7月10日はJ1リーグ21節、ホームの埼玉スタジアムでFC東京と対戦する。

[取材・文:塚越始]

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