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異例の大出世!! 徳島の10番、渡井理己がボアヴィスタに期限付き移籍「僕は徳島の皆さんのことが本当に大好きです!」

徳島での渡井理己。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

本間至恩に続いて、日本代表歴なくても欧州挑戦を実現。

 J2リーグの徳島ヴォルティスは7月13日、MF渡井理己(WATAI Masaki)がポルトガル1部のボアヴィスタFCに期限付き移籍することでクラブ間の基本合意に達したと発表した。移籍期間は2023年6月30日まで。7月14日に離日し、メディカルチェックなどを経て正式契約が結ばれる。

 渡井は1999年7月18日生まれ、静岡県出身、22歳。168センチ・64キロ。これまでのキャリアは、リベルダージFC ― 静岡学園高校 ― 徳島ヴォルティス。

 今シーズンはこれまでJ2リーグ19試合・1得点を記録。通算記録は、J1リーグ27試合・1得点、J2リーグ86試合・13得点。 

 渡井は徳島を通じて、次のように感謝を伝えている。

「4年半もの長い間本当にありがとうございました。楽しい時も辛い時も全ての感情を皆さんと共有できたことが本当に幸せでした。

 徳島で過ごした時間は自分の人生にとってかけがえのない時間になりました。この決断に際して、自分自身、本当にたくさん悩み考え抜きました。

 皆さんと一緒に過ごす時間は自分にとって居心地が良く価値のあるものでした。そこから離れる寂しさや不安は抱えていますが、この決断が徳島ヴォルティスと自分自身の未来にとって良い方向に繋がることを信じています。

 そして日頃から支えていただいたスポンサーの皆様、ファン・サポーターの皆様、クラブスタッフ、監督、コーチ、皆さんの支えがなければ今の自分はありません。僕たち選手のために尽くしてくれたことに本当に感謝しています。

 長くなりましたが、僕は徳島の皆さんのことが本当に大好きです! 僕は徳島を離れますが、皆さんの思いを叶えくれる選手たちが徳島ヴォルティスにはたくさんいます。僕も変わらず徳島ヴォルティスのことを思い続け、目標が叶うことを信じています。

 引き続き徳島ヴォルティスを応援しながら少しでも僕のことを気にかけていただけたらと思います!徳島まで僕の名前が届くように頑張ります!行ってきます!!」

 本間至恩のアルビレックス新潟からクラブ・ブルージュ(2部のセカンドチームでプレーか?)への移籍が先日決まったが、渡井もこれまで国内の複数クラブが獲得に動いていたなか徳島での戦いを選択し、オリンピック日本代表や日本代表歴もないもののポルトガル1部への挑戦権を掴み取ってみせた。

 渡井その若さで中心選手として一度チームをJ1に引き上げた実力と実績も目を引いたに違いない。何よりそのチーム(徳島)のために闘ってきたという姿勢や献身性も評価されたはずで、今後はポルトガルで――ボアヴィスタの新たな星として輝くことが期待される。 

 ボアヴィスタは2021-22シーズン、7勝17分10敗の勝点38で12位だった。

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