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【日本代表】両SBに対応する小池龍太「どちらのポジションで出ても、同じようなクオリティでチームを助けられる選手になりたい」。JFAアカデミー福島初のフル代表入り、JFL時代の山口から這い上がる

オンラインによる取材に応じた日本代表の小池龍太。取材協力:日本サッカー協会/(C)JFA

J1リーグ首位の横浜F・マリノスでも、両サイド+ボランチを遜色なくプレー。

[E-1東アジア選手権] 日本 – 中国/2022年7月24日19:20/豊田スタジアム

 日本代表に初選出された横浜F・マリノスのDF小池龍太が7月22日にオンラインによる取材に応じて、中国戦への抱負などを語った。

 26歳のテクニックに定評ある守備のポリバレントは、JFAアカデミー福島出身では初となるフル代表入り。しかもJFL時代のレノファ山口にアマチュアとして加わってから、柏レイソル、KSCロケレン、横浜FMと這い上がり、このチャンスを掴んだ。

 両サイドバックを同じレベルで遜色なくプレーできるのが最大の強み。首位に立つ横浜FMでは今季リーグ戦で先発した15試合のうち、8試合が右サイドバック、6試合が左サイドバックでプレー。さらにあと1試合はボランチだった。相手チームのウイングの配置や特徴によって、小池の活用法も変えられることで、チームの戦術に選択肢と幅をもたらしている。

 日本代表では川崎フロンターレの山根視来が右サイドバックとして、序列では酒井宏樹に続く存在となりつつある(森保一監督は冨安健洋、長友佑都のオプション起用も評価しているが)。小池は今回、山根とともにプレーできることを喜ぶ。

「(香港戦で74分までプレーした)1試合を間近で見て、視来くんの凄さを感じました。このE-1選手権で日本代表入りしたい、試合に出たいという目標はありました。同時に視来くんと一緒にプレーしたい、彼のプレーを見て近くで感じ、話を聞き、より多くのことを吸収したいと思っていました。すでに思っていた以上の成果を、僕の中では得られています」

「(山根との“違い”を問われ)比べるのではなく、これまで通り、自分が培ってきたスキルを出していきたいです。唯一違うと言えば、両サイドバックを同じクオリティでプレーできるところ。そこは差だと思うので、どちらのポジションで出ても、同じようなクオリティでチームを助けられる選手になりたいです」

 24日の中国戦では先発出場が予想される。

「彼らのフィジカル的要素は強く、球際で負けたり、セカンドボールで優位に立たれると難しい試合になります。まず自分たちがいい状態でボールを持ち続けること。その状態をより良くできるようにサイドバックやボランチがサポートしたい。それがクリアできれば、サイドハーフが1対1で仕掛けてクロスに持っていけるシーンが増えると思います。そこは丁寧にやっていきたいです。(相手ペナルティエリア内では)質とタイミングを合わせ、クオリティで上回っていきたいです」

 小池が日本代表に加わることで、どのような相乗効果や化学反応が生まれるのか――。チームを支え、牽引できる楽しみなタレントだ。

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