前代未聞の大喧嘩、トゥヘルとコンテ両監督にレッドカード。握手離さず、目を合わせろ!チェルシー対トッテナム2-2ドロー
試合終了直後、トゥヘル(帽子)監督がコンテ監督と一触即発に。(Photo by Shaun Botterill/Getty Images)
ロンドンダービー、ホームチーム優勢も土壇場に追い付かれる。
[プレミアリーグ 2節] チェルシー 2-2 トッテナム/2022年8月14日16:30(日本時間15日0:30)/スタンフォードブリッジ
イングランド・プレミアリーグ2節、チェルシーFC対トッテナム・ホットスパーFCの一戦は、90+6分のトッテナムFWハリー・ケインのゴールで2-2の引き分けに終わった。その試合直後、前代未聞の監督同士の喧嘩が勃発した。
試合はチェルシーが先制し主導権を握りながら、68分で同点にされる。それでもチェルシーが布陣変更から77分にリース・ジェイムズが勝ち越し弾! ところが90+6分、スパーズのケインが千両役者ぶりを見せつけて、土壇場にヘッドで同点弾を決めてみせた。
その試合終了後である。チェルシーのドイツ人トーマス・トゥヘル監督とトッテナムのイタリア人アントニオ・コンテ監督が握手をかわす。すると、トゥヘル監督がその手を離さず、二人は睨み合いに。
トゥヘル監督は握手の際、俺と目を合わせろ! と言いがかりをつける。一触即発になり、両チームのスタッフと選手が間に入って、この喧嘩を止めた。
伏線はあった。得点時、まず先にコンテ監督がトゥヘル監督を挑発。そのあと、チェルシーが勝ち越した際には、トゥヘル監督がコンテ監督のもとまで駆け寄って歓喜。そしてアディショナルタイム弾で、再びコンテが大喜び――。加えて主審の判定に対し、トゥヘル監督はかなりフラストレーションを溜めていた。
結局、主審は両者にレッドカードを提示。二人は次節ベンチ入りできなくなった。トゥヘル監督は試合後、いずれの失点シーンもファウルが絡んでいたと主張し、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が入りながらも得点が認められたことに不満を漏らした。また「私は次の試合はベンチ入りできませんが、主審は次の試合も笛を吹くことができます」と皮肉を口にしたそうだ。
コンテは53歳、トゥヘルは48歳。現在の世界最高峰の舞台であるプレミアリーグ――その注目を集めたロンドンダービーがもたらした熱狂が、立派な大人であり名将として知られる二人の感情をも大きく揺さぶり、まさかの“事件”が勃発した。
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