【柏】浦和戦4失点大敗、ネルシーニョ監督が大激怒「まるでレアル・マドリードと対戦するようにリスペクトしすぎだった」
ネルシーニョ監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「前半はミーティングも練習も何もしてこなかったような出来だった」。15歳で親元を離れた自身のプロ生活についても説く――。
[J1 29節] 浦和 4-1 柏/2022年9月10日19:00/埼玉スタジアム
柏レイソルのネルシーニョ監督が1-4で敗れた浦和レッズ戦後の記者会見で、「まるでレアル・マドリードと対戦しているように、相手をリスペクトしすぎていた」と振り返り、ロッカールームでは自らのプロ生活について選手たちに語り“勇気のなさ”に激怒した。
試合後のロッカールーム。ネルシーニョ監督は選手たちに、ブラジルで15歳にして親元を離れ、そこからプロ選手として20年以上なぜキャリアを続けられたのかについて語ったという。
「常に勝者でした。なぜ勝ち続けられたのか。それは勇気を持ち続け、掲げた目標のためにひたすら進んできたからでした。パーソナリティを常に持ち、相手に恐れることなく立ち向かう姿勢がいかに重要であるか。それを選手たちに訴えました」
ブラジル人指揮官は続ける。
「特に前半は、勇気、パーソナリティを欠き、まるでレアル・マドリードと対戦しているかのように、相手をリスペクトしすぎていました。この戦いを続けてしまえば、掲げた目標に届かず、下降線を辿るだけになりかねません。上へ行けるチャンスがあります。しかしシーズン終盤のラストスパート、積み上げていかなければいけないこの時期、自分たちのプレーによって、チャンスを失ってしまいかねません」
「前半はまるでミーティングも練習も何もしてこなかったような出来で、給水タイムに形をかえ、ハーフタイムにも指示を出しましたが、これだけの大差をつけられた敗戦になってしまいました」
そのようにネルシーニョ監督は厳しい表情で肩を落とし、この1敗の重さについて語った。
89分に細谷真大が意地の1ゴールを返して、何とか一矢を報いたが――。
柏はこのあと17日、ホームで川崎フロンターレと対戦する。
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