モナコ指揮官が攻撃陣の再編示唆。日本代表の南野拓実、６試合ノーゴール

サカノワスタッフ

2022年9月11日

南野拓実。写真：徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ELレッドスター戦で勝利。しかしアタッカー勢について、クレメント監督「前半も後半も冷静さを欠いていた」。

[ELGS1節]モナコ 1-0 レッドスター/2022年9月8日21:00（日本時間9日4:00）/ツルヴェナ・スヴェズダ

　UEFAヨーロッパリーグ（EL）グループステージ（GS）１節、フランス１部ASモナコはセルビア１部レッドスター・ベオグラードにアウェーで1-0の勝利を収めた。モナコの日本代表FW南野拓実は右ウイングでスタメン出場し、スコアレスで迎えた57分に交代している。

　開始６分に南野がボールを受ける際、後方からスライディングを受けると、さっそく相手にイエローカードが出された。一方41分には相手選手を後方から倒したとして南野にもイエローカードが提示された。

　そしてスコアレスで迎えた57分、モナコは２枚替えを行い、南野はベンチに退く。

　ここからモナコが選手層の差を見せつける。71分、FWアレクサンドル・ゴロビンが相手ペナルティエリアで倒されてPKを獲得。このキックを途中出場のFWブレール・エンボロが冷静に決めて、ついにアウェーチームが先制に成功する。

　試合終盤にはモナコがPK献上か――というピンチを迎えたが、VARでPK取り消しに。モナコが1-0で逃げ切り、1-0で勝点３を獲得した。

　南野はこれまで公式戦６試合（先発５試合）に出場しノーゴール。

　モナコのフィリップ・クレメント監督は試合後、攻撃陣のパフォーマンスについて、「前半も後半もゴール前での冷静さを欠いていたと思います。１対１も精度を欠き、休み明けに修正したいです」と、南野を含めた前線の再構築を課題に挙げた。

　モナコはリーグ戦に戻り、日本時間９月12日３時45分から、オリンピック・リヨンと対戦する。