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危険タックルの奈良竜樹「軽傷を祈っています」、西村拓真は軸足を削られ交代。横浜FMが福岡に勝利も、SNSの謝罪にファン当惑

奈良竜樹。(Photo by Masashi Hara/Getty Images)

VARチェックも、OFRやカードの提示なし。

[J1 29節] 横浜FM 1-0 福岡/2022年9月10日19:03/日産スタジアム

 J1リーグ29節、横浜F・マリノスがアンデルソン・ロペスのゴールを守り切り、アビスパ福岡に1-0の勝利を収めた。横浜FMは公式戦5試合勝利なしからリーグ2連勝で首位キープ。27試合消化で並ぶ2位の川崎フロンターレとは3ポイント差。

 この試合の開始5分過ぎ、横浜FMの日本代表FW西村拓真が、アビスパ福岡のDF奈良竜樹のタックルを受けて転倒。このあとプレーを続行し、先制点をアシスト。しかし20分過ぎ、再び接触プレーが起きたあと、自ら交代を要求。F・マリノスの30番は担架に乗ってピッチをあとにし、藤田譲瑠チマと代わった。

 VTRで確認すると、奈良の右足が西村のボールを蹴ったあとの軸足(左足)を踏み付ける非常に危険なファウルであることが分かる。今季のJFA(日本サッカー協会)審判部は、選手の安全・安心を守ることを重視。その判定基準であれば、一発レッドカードもあり得そうだが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のチェック後、主審へのOFR(オン・フィールド・レビュー)の進言はなかった。

 結局、主審はイエローカードも提示せず。プレーはスローインで再開された。

 そして試合後、奈良は自身のインスタグラム(アカウントは @tnmn1020)のストーリーズを更新。文字のみのメッセージで、次のように謝罪文を発した。

「西村選手。

彼に関わる全ての方に謝罪します。

申し訳ありませんでした。

軽傷を祈っています」

 奈良としては迅速に対応し誠心誠意の想いを込めているが、誰に謝罪しているのか上手く伝わらず、最も憂慮したい西村への気配りをやや欠く形になっている。このメッセージが逆に西村を応援するファン、横浜FMのファン・サポーターを刺激してしまい、SNSも荒れ気味になっている。

 首位チームをトップ下で牽引し、日本代表の9月シリーズ招集もあり得た。横浜FMも来週まで連戦が続く。それだけに……西村の状態が心配される。

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