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日本代表FW陣ピンチ!浅野拓磨が膝傷めて4分で交代。ボーフム、吉田麻也出場のシャルケとのルールダービー

ボーフムの浅野拓磨。(Photo by Alex Grimm/Getty Images)

上田綺世、林大地、町野修斗ら“主力”抜擢のチャンスか。

[ブンデス1部 6節]シャルケ 3-1 ボーフム/2022年9月10日18:30(日本時間11日1:30)/フェルティンスアレーナ

 ドイツ・ブンデスリーガ1部、VfLボーフムの日本代表FW浅野拓磨がシャルケ04戦、開始40秒に相手選手と接触した際に右足を傷めて立ち上がれず、わずか4分で交代を余儀なくされた。試合は3-1でシャルケが今季初勝利を収め12位に浮上、一方のボーフムは泥沼の開幕6連敗で最下位のままだ。

 シャルケの日本代表キャプテン吉田麻也も先発し、超満員のなかで迎えたルールダービー。浅野はトップ下として、リーグ6試合連続で先発した。しかし開始40秒、相手DFの体重の乗ったキックが右足に入る。

 ボーフムの11番は一旦起き上がって戦列に戻ったが、2分過ぎ、ベンチに交代を求める。メディカルチームが右足をアイシングするなど応急処置を施したものの、4分、ゲリット・ホルトマンとの交代を告げられた。浅野は右足をひきずるように歩いてピッチを退いている。

 浅野は今季リーグ戦ではノーゴールだが、ドイツカップ(DFBカップ)で1ゴールを記録。日本代表では4-1の快勝を収めた6月のパラグアイ戦で1トップとして活躍し、自身のゴールをはじめ、チャンスメイクでも機能して周囲の特長を引き出した。

 そのスピードを生かし、ドイツ代表、スペイン代表といった相手にハマるイメージも浮かぶ活躍ぶりで、堂安律、鎌田大地、原口元気とブンデス組のポテンシャルを引き出して評価を大きく上げた。カタール・ワールドカップ(W杯)での日本代表入りも有力視されていただけに、ケガの状態が非常に気になるところだ。

 しかも日本代表のFW陣は不安材料が多い。

 絶対的エースだった大迫勇也が負傷を繰り返し、所属のヴィッセル神戸も降格圏に沈んでいる。仮にメンバー入りしても、W杯でフル稼働するのは難しそうだ。

 古橋亨梧は先週末のレンジャースFCとのグラスゴーダービーで左肩を負傷。幸い大事に至らなかったが、直近のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリード戦は途中出場だった。 

 さらに東アジアE-1選手権で活躍した横浜F・マリノスの西村拓真も、直近のアビスパ福岡戦で奈良竜樹から軸足だった左足への非常に危険なタックルを受けて(警告・退場はなし)、24分に交代を余儀なくされた。

 一方、レアル・マドリードからレアル・ソシエダに移籍した久保建英が、現在2トップの一角でフィットしてスペイン国内外で旋風を巻き起こしている。

 日本代表でも久保の活用法をなかなか見出せずにいた。ドイツで行われるアメリカ代表、エクアドル代表と対戦する9月シリーズでは、久保をFWに据えた2トップの組み合わせがテストされる可能性もある。

 セルクル・ブルージュで次第にフィットしてきた上田綺世、シント=トロイデンVVの負傷から復帰した林大地、湘南ベルマーレの町野修斗……。彼らの中から森保一監督が“主力”に抜擢する選手が現れることもあるか!?

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