レアル・マドリードが久保建英の再獲得を検討。ヴィニシウスのスペイン国籍取得で
久保建英。写真:兼村竜介/(C)Ryusuke KANEMURA
現実味は低いが、このまま活躍を続ければ――。
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が、UEFAヨーロッパリーグ(EL)でのグループステージ(GS)1節のマンチェスター・ユナイテッド戦(〇1-0)での活躍を受けて、スペイン国内で注目を集めている。
そうしたなか移籍情報を扱うメディア『Fichajes』はこのほど、レアル・マドリードが久保の再獲得に向けて着目していると報じた。
久保は今季開幕前、レアル・マドリードからレアル・ソシエダに完全移籍。ただ移籍金は600万ユーロ(約8億6000万円)、あるいは650万ユーロ(9億4000万円)に抑えられている。そこでレアル・マドリードは50パーセントの保有権を確保している。つまり、今後レアル・ソシエダが久保を売却した場合、その移籍金の半額を、マドリードが手にできる。あるいは言い替えると、その“移籍金半額”で、マドリードへの復帰も可能ということだ。
今回久保は完全移籍をしていて、基本的にはレアル・ソシエダが“実権”を握っている。ただ、これからさらに国際的な注目株になった場合には、レアル・マドリードに“優先権”があると言える。
しかも、この夏の移籍マーケットが終わったタイミングで、ブラジル代表ヴィニシウスのスペイン国籍の取得が発表された。これでEU圏外枠が一つ空くことになった。さらに、ブラジル代表ロドリゴ、エデル・ミリトンも同様にスペイン国籍取得の申請をしているという。
その国籍問題が解決すれば、レアル・マドリードとしては、久保を迎え入れたいということだ。
無論、久保のマドリードへの早期帰還は、ようやくソシエダで光明を見出している今、そこまで現実味はないと言って過言ではない。ただ、レアル・マドリードが、久保との関係性を完全に絶ったわけではないと分かる。
まずレアル・ソシエダで台頭する久保には、対戦相手に対策も練られ出すこのあと、さらに突き抜ける活躍が期待される!
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