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フランス代表の撮影拒否!ムバッペの主張とは?肖像権問題…ファストフード、カジノ、サッカー連盟のスポンサーに不信感か

パリSGのムバッペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

代表チームのピッチ上の活動には問題なく参加。

 パリ・サンジェルマンのFWキリアン・ムバッペ(Kylian Mbappé )が9月19日、翌日のフランス代表の写真撮影を拒否すると、弁護士を介してフランスサッカー連盟(FFF)に伝えた。以前からムバッペサイドは代表チームでの肖像権の扱いについて変更を求めていたが、この日まで合意に達しなかったためだ。フランスメディア『レキップ』が報じた。

 同メディアによると、ムバッペはネーションズリーグの2試合に臨むフランス代表の活動に参加。しかし20日に予定されていたフォトセッションへの参加を拒否した。

 ムバッペサイドはAFPを介して、プレスリリースも発表。3月に同連盟に肖像権の扱いに関して新たな要求をしたが、話し合いはこれまでまとまらなかったという。決して代表活動など「スポーツイベントでの成功に貢献する」というスタンスに変わりはないとも強調している。

 ムバッペは事前に今回の代表チームのスポンサーシップのイベントへの参加拒否を伝えていたそうだ。フランス代表の特定の選手のみが基本的にPRに活用されているなか、ムバッパサイドは自身のまさに「肖像」について守る権利があると主張してきた。

『ル・パリジャン』によると、フランス代表のチームスポンサーであるファストフード、ベッティング会社について、ムバッペは不信感を示してきたという。

 フランス代表のそうした広告キャンペーンに、彼は若い頃から常に活用されてきた。しかしムバッペは、肥満率を高める可能性のある食品、若いファンにとって危険であると考えられるベッティング会社について、それらと関連付けられる影響の大きさ、それにより自身のブランドが毀損されかねないと指摘していた。また個人契約するスポンサーとの兼ね合いなど、サッカー界全体でこれまでやや蔑ろにされてきた課題にも踏み込んでいる。

 フランスサッカー連盟会長はムバッペの主張に理解を示す。そのため彼に制裁を加えることはない。ただ6月にも話し合いが行われたものの、これまで合意に至っておらず、再び合宿地での会合も持たれる予定ということだ。

 日本代表をはじめ、各国代表にも関係してくるテーマである。

 フランス代表は現地22日にホームでオーストリア代表、25日にアウェーでデンマーク代表と対戦する。

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