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中国代表も早速ピリピリ「閉鎖的な中国サッカーは世界から置き去りに」。7日W杯アジア最終予選で日本代表と対戦

2019年12月のE-1東アジア選手権で中国代表と対戦。競り合う日本代表の佐々木翔。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

オーストラリアに0-3惨敗。「楽観主義が広がっていた」。

[W杯 アジア最終予選] 中国 – 日本/2021年9月7日18:00(日本時間8日0:00)/カタール・ドーハ

 サッカー中国代表は9月2日、カタール・ワールドカップ(W杯)最終予選の初戦でオーストラリア代表に0-3で敗れた。7日(日本時間8日0:00)の第2戦、日本代表とカタール・ドーハで対戦する。

 期待を大きく裏切る敗戦、という点では日本と共通する。ただ、オーストラリアにシュート23本対7本と一方的に攻め込まれての完敗だった。すると中国メディアでは、早くも“予選敗退ムード”まで漂ってしまっている。

『サッカー・チャイナ』は、「とても真面目に練習から取り組んできたが、実際に試合をしてみると、 “希望的観測 “は崩れ、厳しい現実を突き付けられた」と落胆している。最大の問題は李鉄監督の「戦術と人事」と指摘したうえで、ただし、アジア2次予選の4連勝によって中国全体に「楽観的な見方や自信が広がっていた」と、この最終予選に至るプロセスを振り返る。

 何よりパンデミックの前から約2年、中国代表は強豪との対戦を組めずにいた。それでも結果がひとまず残せていたことで「楽観主義が伝播していた」ということだ。

 そして「閉鎖的な中国サッカーは、世界のサッカーからどんどん置き去りにされている。しかし現状では、その環境は簡単には変えられない」と、中国サッカー界全体の構造上の問題を指摘している。

 FIFAランキング71位の中国代表にとって、いきなり最終予選でグループ内最上位の2チーム(日本24位、オーストラリア35位)と対戦するスケジュールだったのも、やや不運とも言える。とはいえ次戦、時差6時間の長旅をしてきた日本と、カタールで調整を続けてきた中国とでは、コンディションの差もある。

 中国にとっても、日本にとっても、7日の試合は監督の進退にも関わってくる一戦になる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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