「救急車!救急車!」の叫び声。横浜FCブローダーゼンが頭部激突で試合中に搬送される緊急事態。チームは長崎に2-0勝利
ブローダーゼン。 (Photo by Alexander Hassenstein/Getty Images)
衝突した米田も交代に。ピッチで倒れたまま、ゴール脇まで救急車が到着。
[J2 38節] 長崎 0-2 横浜FC/2022年9月24日19:03/トランスコスモススタジアム長崎
J2リーグのV・ファーレン長崎対横浜FC戦、横浜FCのドイツ人守護神スフェント・ブローダーゼン(Svend Brodersen、登録名:スベンド・ブローダーセン)が前半終了間際に米田隼也と頭部を接触し、立ち上がれずピッチ脇まで来た救急車で運ばれる緊急事態が起きた。
1-0で迎えた45+2分、長崎の右クロスをDFがクリア。その後方に走ってキャッチしようとしていたブローダーゼンに、走り込んでいた米田が激突。いずれも視界に入っていなかったところからの接触で、二人はそのまま倒れ込み、ブローダーゼンは目を開けられない状態に。
選手たちが駆け寄ると、すぐチームドクターを呼ぶとともに「救急車! 救急車!」と叫び声が上がる。米田は体を起こすが、ブローダーゼンは寝たまま。45+14分、救急車がゴールポスト脇に来て、ブローダーゼンは担架で運び出された。そして六反勇治が交代で出場する。
45+15分、ここで主審の笛が吹かれて、プレーは続行されず前半を終える形となった。米田も前半で交代となった。
ボールに集中していたとはいえペナルティエリア内でしかもゴールエリア付近でもあり、フィールドプレーヤーである米田が絶対に回避しなければいけないシーンだった。
試合は後半立ち上がりの49分に長谷川竜也が1点を追加。2位の横浜FCがアウェーでライバル相手に大きな勝点3を掴んだ。心配なブローダーゼンの状態だが、このあとクラブから何かしらの報告がありそうだ。
25歳のブローダーゼンは昨季加入した東京オリンピック・ドイツ代表。今季これまでリーグ34試合に出場し、チームを上位に導いてきた。
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