【独占】日本代表DF長友佑都「いい形でクローザーとして入れた」。アルベル監督は「偉大な選手」と絶賛!FC東京、鹿島に1-0勝利
エクアドル戦に臨んだ日本代表の長友佑都。(Photo by Alex Grimm/Getty Images)
最後は5バックで鹿島の猛攻を止める。「みんなが勝てるように試合を進めてくれた」と感謝。
[J1 31節] 鹿島 0-1 FC東京/2022年10月1日15:00/県立カシマサッカースタジアム
J1リーグ31節、FC東京の日本代表DF長友佑都が鹿島アントラーズ戦、87分から途中出場して、安部柊斗のミドル弾による1点を守り切り無失点での勝利に貢献した。
日本代表のドイツ遠征に帯同し、2日前に帰国したばかり。直前のエクアドル代表戦では左サイドバックとして先発出場し、スコアレスドローに持ち込んだ。
長友は「僕の体調は良かったです」と語り、この難敵である鹿島戦のアウェーでの勝利を喜んだ。
「アルベル監督からは『途中から行く』と言われていました。みんなが勝てるように(1点リードで)試合を進めてくれて、いい形でクローザーとして入れて、試合を締めくくれて良かったです」
試合終盤、1点を奪おうと鹿島はなりふり構わず徹底的にアタッカー陣を投入。長友はサイド攻撃を塞ぐ役割を任され、それをまっとうした。
「5バックになったので、まずしっかりと無失点で勝つことを言われ、それができて良かったと思います」
手応えを得られる1勝になった。長友はベンチとピッチの両方の視点から、「前半から素晴らしい試合ができていました。アルベル監督のポジショナルサッカーはかなりベースとして浸透してきています。かなりチームが良くなってきています」と頷いた。
一方で課題を問われると、36歳のサイドバックは「アタッキングサードの精度と得点力はこれから課題にしたいです」と答えた。
そんな長友のパフォーマンスを、アルベル監督は試合後の記者会見で次のように絶賛した。
「ユウトは2日前に日本代表のドイツ遠征から帰ってきたばかりでした。彼の経験と賢さをもってピッチに立ち、無失点で試合を終えることに貢献してくれました。こうした難しい状況で、彼の偉大さを証明してくれました。多くの選手、特に若手選手はユウトから学んでほしいと思います」
リーグ2連勝のFC東京は、13勝7分10敗の勝点46で6位。5位の鹿島と1ポイント差に迫った。来季ACL(アジアチャンピオンズリーグ)の出場権も狙える位置だ。長友がチームを支えつつ、一段ずつ高みへと牽引していく――。
[取材・文:塚越始]
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