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【水戸】秋葉監督が今季限りで退団。成長過程にあるクラブ規模に触れ「皆さんの力がないと、J2に居続けることも新しい景色を見ることもできないと思います」

水戸の秋葉忠宏監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

残り3試合、水戸らしく「獰猛なチームだと示す」。

 J2リーグの水戸ホーリーホックは10月2日、秋葉忠宏(Akiba Tadahiro)監督が2022シーズンをもって退任すると発表した。後任は未定。

 今季はこれまで16位。秋葉監督就任後は2020年9位、21年10位と、J1クラブライセンスが交付されたなか中位で戦ってきたが、主力選手が相次いでJ1クラブへ引き抜かれていくなか、なかなかさらなる飛躍をできなかった。

 秋葉監督は次のようにコメントしている。

「日頃より水戸ホーリーホックを応援してくださるファン・サポーター、パートナー企業、ホームタウンを始めとするホーリーホックファミリーの皆さん、いつもありがとうございます。 この3年間、たくさんのことにトライさせてもらい、色々な別れや新しい出会いを経験し、充実した時間を過ごさせていただきました。

 ファン・サポーター、パートナー企業、フロント、全てが近いファミリー感がとても好きです。クラブが大きくなっていこうとしている様子が目に見えて伝わってきていたからこそ、ホーリーホックファミリーと一緒に歩んでいく時間がすごく楽しく感じられました。

 でも、だからこそ選手たちが良くやってくれている中で結果を出すことができず、新しい景色にたどり着けなかったことを本当に申し訳なく感じています。それと同時に、この厳しい世界の中でもっと選手の成長を手助けできる、結果を引き出せる指導者になりたいと思い、精進し修行をし、またこのクラブに戻ってこられるような指導者になりたいと思います。

 今の水戸ホーリーホックの規模からしたら、J2に居続けること自体が当たり前でありません。皆さんの力がないと、J2に居続けることも新しい景色を見ることもできないと思います。 今以上に大勢の方を巻き込み、大勢の方に支援してもらい繋がることで、一緒に感動や喜びを共有し新しい景色へたどり着けるクラブになることを期待しています。

 水戸ホーリーホックは、自分にとって指導者として本格的にキャリアをスタートさせた思い入れのあるクラブです。名実ともにJ1昇格に値するクラブへと歩んでいくことをいつまでも応援しています。 残り3試合、最後まで水戸ホーリーホックらしく、アグレッシブで超攻撃的で獰猛なチームだと示せるようにしっかりとしたものをお見せしたいと思いますので、一緒にフットボールを楽しみながら、エキサイティングで心揺さぶる瞬間を共有していただければ嬉しく思います」

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