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【栃木-水戸】蹴り合ったC・グティエレスと安藤が「喧嘩両成敗」で退場処分。VARなしでも見逃されず

水戸の安藤瑞季。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

両チームの選手が入り乱れたが――。

[J2 41節] 栃木 2-3 水戸/2022年10月16日14:04/カンセキスタジアムとちぎ

 J2リーグ41節、栃木SC対水戸ホーリーホック戦の後半開始早々47分、ポストプレーから揉み合いになったあと、栃木のカルロス・グティエレス、水戸の安藤瑞季に、それぞれ一発レッドカードが提示される事態が起きた。両チームの選手が入り乱れて一時騒然としたこの場面、「喧嘩両成敗」で、互いが蹴り合っていた。

 安藤がポストプレーでロングボールを懐に収め、振り向こうとする。カルロス・グティエレスはその体を押さえてファウル覚悟で止めようとした。

 二人は転倒。そのあと起き上がった安藤が、カルロス・グティエレスに蹴りを入れる。ただ、VTRで見ると、倒れた際にカルロス・グティエレスも、安藤へスパイクの足裏を向けて蹴り込んでいたことが分かる。

 高崎航地主審は、倒れたあとの二人を視野に入れていて、二人の行為を見逃していなかった。まず安藤へ、そのあと起き上がったカルロス・グティエレスに、それぞれレッドカードを提示したのだ。試合は水戸ボールで再開されている。

 年代別の日本代表にも選出されてきた安藤はポテンシャル溢れるストライカーとして、将来を嘱望される楽しみなタレントの一人。今回の行為は許されないものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が不在であっても、なぜ、そこに至ったのか経緯もしっかり主審がチェックしていた。

 試合は10人対10人で進み、唐山翔自が87分と90+6分のゴール。水戸が0-2から、3-2の大逆転勝利を収めている。

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