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【FC琉球】ナチョ監督が今季限りで退任。降格圏の21位以下から脱出できず

FC琉球のエンブレム。(C)SAKANOWA

「厳しい要求をする自分に対し、人としても仕事人としてもプロフェッショナルに応えてくれたことに感謝します」

 J2リーグのFC琉球は10月19日、ナチョ・フェルナンデス(NACHO FERNANDEZ )監督が今季限りで退任すると発表した。

 ナチョ監督は1973年5月5日生まれ、スペイン出身、49歳。最下位に低迷していたチームを今年6月から率いてきたものの、J3降格圏の21位以下が確定した(いわきFCにJ2ライセンスが交付されるかどうかにより、J3降格はまだ確定していない)。

 ナチョ監督は次のようにコメントしている。

「全ての琉球サポーターの皆様へ

 皆様にとって複雑な数日を経て今日、私がクラブを離れることをお知らせします。思い描いていた目標が達成できなかったなか、永遠に心の中に残るであろうこのクラブを去ります。このチームの結果はとても心を痛めるものですが私が着いた日から受けた皆様からの優しさ、思いやり、サポート、特別な待遇について改めて感謝したいと思います。

 このクラブで本当に多くの素晴らしい人たちに出会いました。 チームがとても困難な状況に置かれているにも関わらず皆様からの愛情を感じ、評価していただいていると感じることができました。 倉林社長、そしてクラブで働く全てのスタッフに最大級の感謝を伝えます。(GM、強化部、医療スタッフ、マネージャー、事務員、練習施設で働く皆様..etc) 厳しい要求をする自分に対して、人としても仕事人としてもプロフェッショナルに応えてくれたことに感謝します。

 そして選手達が示してくれた模範的な態度、人となり、日々の取り組みにも最大級の感謝を伝えたいです。 難しいシチュエーションの中でも献身性と努力、協力することを投げ出すことがありませんでした。常にベストを尽くしてくれました。

 困難な局面でも、このクラブを素晴らしいものにしようと日々働き続けてくれた皆さんのひとりひとりの”人”としての仕事ぶりを隠すようなことをしたくありません。 最後に私を受け入れてくれた街の皆様、無条件の愛情をたくさん注いでくれた皆様の人なりにも最大級の感謝を申し上げたいと思います。

 苦しい日々を過ごすリーグ戦だったにも関わらず着いた日から皆様から頂いた応援メッセージやおもてなしを私は一生忘れません。スタジアムでたくさんの方々に別れを告げたいと思っています。

 サッカーがこのクラブとこのクラブの素晴らしいファンの皆様に大きな喜びをもたらすことを確信しています。皆様はそれに値する最高のファン、サポーターだからです。 ありがとうございました。

  ¡Vamos Ryukyu!」

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