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W杯日本代表選出の酒井宏樹が記者会見で決意「『浦和レッズの酒井』として名に恥じないパフォーマンスを見せたい」。頬を緩めたサプライズ演出も!

3大会連続でのW杯日本代表メンバーに選ばれた浦和の酒井宏樹。(C)SAKANOWA

繰り返した言葉は「全力」。3大会連続の選出だが、「初々しい気持ちで臨みたい」。

 日本サッカー協会(JFA)は11月1日、カタール・ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表の登録メンバー26選手を発表し、浦和レッズからはDF酒井宏樹が選出された。

 森保一監督の発表を経て1時間後の午後3時からは埼玉スタジアムで記者会見が開かれた。そこで登壇した酒井は、関わった人たちへの感謝を述べつつ「ワールドカップに向けて、今日選ばれることが全てはなく、ここからが始まり。僕にできるのは全力を出すこと。(会見で)呼ばれなかった、戦ってきた選手たちの分まで、ワールドカップで結果を残すことが僕たちに与えられた使命。そこに向けて全力で準備していきたいです」と決意を示した。

 今回、浦和の選手としてW杯に初めて挑むことについて、「クラブと代表は別のもの。でも『浦和レッズの酒井』として名に恥じないパフォーマンスを見せたい」と活躍を誓った。

 2014年ブラジル、2018年ロシア、そして今回のカタールと3大会連続でのW杯本大会メンバー入りを果たした。ただ今回の発表は酒井にとって初めて経験するケースとなった。

 前大会、前々大会は機上の人、移動中で発表を知ったのだ。しかし今回、初めてリアルタイムで、監督の記者会見の発表を聞いた。

「過去2大会よりも緊張しました。森保監督の(読み上げる)順番がポジションなのかどうなのか分からず、そこに緊張感がありました。ホッとしました」と、選出瞬間の心境を語っている。

 その酒井にサプライズがあった。

 大画面テレビに映ったのは長女・詩多ちゃん(7歳)、長男・士門くん(3歳)、そして次女と子供たち3人からのビデオメッセージだった。

「せーの! パパ、おめでとう! ワールドカップ頑張ってね~。パパのこと、応援しているよ。大好きだよ!!」

 これには「いや、びっくりしました。決して自分ひとりでプレーしてはいないので、ありがたいです」と、この時ばかりは父親としての表情を浮かべて頬を緩めた。

 約30分の会見で酒井が繰り返した言葉、それは「全力」だった。日々の「全力」を作ることで、ここまで登りつめてきた。

 酒井は「初々しい気持ちで臨みたい」と清々しく言った。

 憧れの舞台。夢の場所。いざ、行かん、カタールへ――。

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