【横浜FM】さあ優勝だ! エウベルが明かす浦和戦、大久保智明とのマッチアップ「マークしていたのが攻撃的な選手だったので…」
エウベル。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
先発復帰に結果で応える。5日はアウェー神戸戦!
[J1 34節] 神戸 – 横浜FM/2022年11月5日14:00/ノエビアスタジアム神戸
J1リーグ最終節、首位に立つ横浜F・マリノスが11月5日、アウェーでヴィッセル神戸と対戦する。横浜FMは勝てば文句なしでの3年ぶり5度目の優勝、引き分け以下であれば2ポイント差の2位川崎フロンターレの結果いかんになる。
10月29日に行われた33節の浦和レッズ戦は4-1の大勝を収め、中断期間を挟んでリーグ戦の連敗を止めた。浦和が真っ向勝負を挑んできて、連敗を喫した自陣を固めてくる相手と異なるスタンスだった点も、結果的にマリノスに流れを引き寄せられる要因になったと選手たちは振り返っていた。
サイドの主導権争いを制し2ゴールを決めたのが左ウイングのエウベルだった。大久保智明とW杯日本代表メンバーの酒井宏樹がいるサイドを翻弄し続けた。
時に酒井とのギャップを突き、時に逆サイド付近まで行って混乱を誘い、大久保のマンマーク気味である浦和の守備をむしろ上手く利用して、4ゴールを奪う楔役も担った。
エウベルは試合後、「僕をマークしていたのが攻撃的な選手(大久保)だったので、仕掛けていけばこちらのほうが有利ではないかと思い、思い切り仕掛けていきました」と語り、それが奏功してのゴールだったと振り返った。
浦和が5バックで守っているように見えたが、それはかなり高い位置まで張り出したエウベルに、大久保が引っ張られていたことも関係していた。リカルド・ロドリゲス監督も本来の狙いは「マンマークで高い位置で前からハメていくことを狙っていた」と語っていた。
実際に試合中、エウベルが浦和陣内深くにあえて残ることもあり、そうすると浦和ボールであっても、大久保はエウベルを視界に入れておくため攻撃に加われずにいる時間が目立った。逆に浦和としては、狙い(理想)通りにいかなかったのだと分かる。
ゴール前で最大のパワーを発揮する。それがなかなか難しい作業であるが、横浜FMはスタイルを貫き実行してみせた。
「自信を持ってプレーできました。それがこのパフォーマンスにつながりました。あと1試合、最後の試合でチームとしても素晴らしいパフォーマンスを見せて、タイトルを獲りたいです」
今季これまでリーグ28試合・7ゴール。浦和戦は2試合ぶりの先発起用に6試合ぶりのゴールで応えた。2022シーズンラストマッチ、エウベルがリーグ制覇に向けて神戸のゴールに襲い掛かる。
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