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【FC東京】GK林彰洋が契約満了。「逆境魂を常に持って」大ケガと2年間格闘、現役続行を希望

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FC東京林彰洋

サカノワスタッフ

FC東京の林彰洋。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

多くの支えに感謝。「特にこの2年間は僕がサッカー選手としての価値が無い、正直そういう状況であったのにも関わらず――」

 J1リーグのFC東京は11月4日、GK林彰洋(HAYASHI Akihiro)が今季限りで契約満了を迎えると発表した。

 35歳の林は2017年からFC東京に在籍し、正GKを担ってきた。しかし2020年11月に右ヒザ前十字靭帯損傷と外側半月板損傷の大ケガを負い(同12月1日に手術)復活を目指してきたが、この2シーズンは公式戦のピッチに立てないままFC東京を離れることになった。

 林はクラブを通じて次のようにコメントしている。

「今シーズンをもって退団することになりました。まず、今日までのこの2年間はファン・サポーターの方に一番感謝を伝えたいです。FC東京には6年間という長い期間在籍させていただきました。特にこの2年間は僕がサッカー選手としての価値がない、正直そういう状況であったのにも関わらず、多くのファン・サポーターの方から励ましのコメントや、気にかけていただくコメントをいただき、本当に助けられました。

 言葉で言い表すことができないくらい感謝しています。それがこの2年間の想いです。

 同時にやはり、支えていただいた方々への感謝を結果として残したい、見せられるような準備をしたいと常日頃から思っていました。それはピッチに戻ってきてやれている姿を見せられることだと思っています。

 東京のピッチに戻ることは中々難しい状況でかなわなかった部分はありますが、試合に絡むことができないその想いが僕のバイタリティでした。逆境魂を常に持って、このプロの世界を生きてきたようなものなので、その魂は消えていないと思っています。また新たな環境でチャレンジをしてFC東京というチームには林がいたと記憶に戻ってくるような活躍をしたいと思っています。

 唯一の心残りは、FC東京にきてリーグ優勝をすること、それが目標であり、掲げ続けた課題だったので、それが達成ができずにこのチームを離れてしまうことが心残りです。ただ、この残りのサッカー人生にもう一花、二花咲かせられるように感謝の気持ちを持って、どのチームでも達成できるようにやっていければと思います。

 また会いましょう。ありがとうございました」

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