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【W杯 日本代表】負傷者「7人」の状況は?守田英正、浅野拓磨、板倉滉、久保建英は順調か。中山雄太が手術に、アーセナル冨安健洋は…

(左から)日本代表の久保建英、冨安健洋、板倉滉。(C)SAKANOWA

田中碧は「すぐ練習のピッチに戻ってきます」と報告。

 カタール・ワールドカップ(W杯)に臨むサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の26選手が11月1日に発表された。発表段階ですでに5人がリハビリ中であったが、さらにハダースフィールド・タウンFCの中山雄太が右アキレス腱損傷で手術を受けることになり不参加が確定。そして日本時間4日早朝には、アーセナルFCの冨安健洋が右ハムストリングを傷めて途中交代を余儀なくされた。

 発表時に別メニュー調整中だった5選手について、森保一監督はいずれも所属クラブと情報を共有し合い、W杯までの復帰目処が立っていることで招集を決めたと説明していた。ただW杯の中断前まで実戦復帰しない選手もいるようだ。

 中山は本当に残念でならないが……、他の選手たちは間に合うのか。

 負傷中である7選手の状況について整理したい。

◎浅野拓磨(VfLボーフム)
右ヒザ内側靭帯断裂[受傷:9月10日]
シャルケ04戦の接触プレーで負傷。保存療法を施してきて、『リーガ・インサイダー』によると、トーマス・レッチュ監督は11月3日、間もなくチーム練習に合流すると明言。W杯中断前のボーフムでの試合復帰も示唆した。

◎DF 板倉滉(ボルシア・メンヒェングラードバッハ)
左ヒザ内側靭帯部分断裂[受傷:9月11日]
出場停止中に組まれた別メニューの練習中に傷めた。浅野と同じく手術はせず保存療法で様子を見てきた。すでにボールを扱う練習ができるまで回復している。クラブは日本代表選出を歓迎する一方、W杯中断期間まで実戦復帰させない意向を示している。

◎MF 守田英正(スポルティングCP)
筋肉系の負傷[受傷日:10月26日]
UEFA欧州チャンピオンズリーグのトッテナム・ホットスパー戦の途中、ふくらはぎを傷めてピッチに座り込み交代に。その後公式戦2試合を欠場していた。ただ3日にチーム練習へ合流、5日のポルトガルリーグの試合でメンバー入りできる可能性が出てきた。

◎MF 久保建英(レアル・ソシエダ)
左肩関節脱臼[受傷:10月27日]
UEFAヨーロッパリーグのキプロス1部オモニア・ニコシア戦でドリブル突破の際、相手に腕を絡められて転倒。応急処置を受けて約10分間はプレーしたが、ハーフタイムで交代。その後、クラブは左肩関節脱臼と発表した。別メニュー調整が続いているが、ボールを扱う練習は再開している。再発防止の対策も重要になる。

◎MF 田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)
ヒザの関節包損傷[受傷:10月29日]
ホルスタイン・キール戦で先発出場したが、負傷により83分で交代。チームドクターの診察と放射線技師の検査を受けて症状が分かり、状態が回復するまで欠場することが決まった。田中は「酷いケガでなかったので、安心しています。すぐ練習のピッチに戻れると楽観的に考えています」とコメント。『キッカー』は「W杯の中断前まで再びチームに合流できるかは分からない」とレポートしている。

◎中山雄太(ハダースフィールド・タウンFC)
アキレス腱損傷[受傷:11月2日]
※不参加確定
イングランド2部(チャンピオンシップ)サンダーランドFC戦で、アキレス腱損傷の重傷を負う。クラブは3日、手術と治療のため今季残り試合を欠場し、カタールW杯への不参加も決まったと発表した。

◎冨安健洋(アーセナルFC)
右ハムストリング[受傷:11月3日]
ELチューリッヒFC戦で公式戦6試合ぶりの途中出場から約12分後、右大腿部の裏を押さえてピッチに座り込み、交代が告げられた。歩いてピッチから退いたが、ハムストリングスの肉離れと見られる。軽度であれば3週間後のW杯には間に合いそうだが、これまでも筋肉系の負傷を繰り返しているだけに不安視される。詳細は今後クラブから発表される。

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