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【W杯】将来の日本代表監督候補だ!「私は日本サッカーのファン」ドイツ代表フリック監督がカミングアウト

「私は日本サッカーのファン」フリック監督が公式記者会見でまさかの一言。ぜひ日本に来てもらいたい!(Photo by Mohamed Farag/Getty Images)

レロイ・ザネの欠場も決まる。

[カタールW杯 E組 第1戦] ドイツ代表 – 日本代表/2022年11月23日16:00(日本時間22:00)/ハリーファ国際スタジアム

 カタール・ワールドカップ(W杯)グループEの第1戦、ドイツ代表対日本代表が11月23日(日本時間午後10時から)に行われる。FIFAランキングは日本24位、ドイツ11位。

 ドイツ代表のハンス=ディーター・フリック監督(Hans-Dieter “Hansi” Flick)は22日に日本代表との試合前日の公式記者会見に臨み、「とても良いトレーニングができています。前日練習も充実したものになりました。私たちのグループは強いチームが揃っていると分かっていますが、やっと大会を迎えられることを心から嬉しく思っています」と語った。

 また、当初キャプテンのマヌエル・ノイアーがLGBTなど性的少数者の権利を訴える虹色のキャプテンマークを着ける意思を示していたが、FIFA(国際サッカー連盟)からイエローカードなど制裁対象になり得ると指摘され、各国と話し合いの結果、見送る方針を固めた。もちろん、そうした声に反してでも意思を示すことに意味もあるが、ピッチ外での喧噪が試合に影響を与えるのを回避した。

 また、ようやく負傷から復帰して日本戦での先発が予想されたレロイ・ザネだが、日本戦の欠場が決定。27日のスペイン戦に焦点を当てて調整することになったという。

 さらに日本に対する警戒するポイントについての質問に、フリック監督は「私は日本サッカーのファンです」と“カミングアウト”して、会場を和ませたという。

「私はここで、日本サッカーのファンであることをカミングアウトしなければなりません。全員が戦術的、そして技術的に非常によくトレーニングされています。例えば鎌田や遠藤は、ブンデスリーガで抜群の仕事をしています。(勝利するのは)非常に困難なミッションだと言えます」

 戦術家でありながらもモチベーターとしての能力も高く、バイエルン・ミュンヘンではコーチから暫定監督になると結果を残し、そのまま正式監督に就任。監督在任期間の2シーズンともにリーグ制覇を達成してみせた。そしてヨアヒム・レーヴ前監督の後任として、ドイツ代表の指揮官に就任した。

 その一言だけで、もう将来の日本代表監督候補だと言って過言ではないだろう。もちろん少なからずリップサービスもあったはずだが、57歳の指揮官はそのように日本に対して敬意を示したうえで、優勝するためには最も重要だと位置づける初戦を迎える。

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