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【日本代表】原口元気がウニオンの放出要員?候補者の一人に挙がる

原口元気 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

売り出し中ライス獲得と、中盤の人員整理のため。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部ウニオン・ベルリンが、売り出し中である同2部ハンブルガーSVの22歳のオランダ人MFルドヴィト・ライスの獲得を検討している。その補強とともに、人数過多となっている中盤の整理が、このあとウニオンのウルス・フィッシャー監督の課題になり、原口元気も放出の対象になり得るという。ドイツ地元メディア『ベルリナー新聞』が12月11日に報じた。

 ライスは今季これまでリーグ17試合・3得点・2アシストを記録。チームは2位と好調だ。ウニオンが獲得に向かう条件は、もしもハンブルクが1部に昇格できなければ――。またオランダ人アタッカーは2026年まで契約を結んでいるため、移籍金もかかってくる。さらにFCバルセロナなども関心を示していて、獲得競争も熾烈だ。

 一方、同メディアは「フィッシャー監督は中盤のタレントの供給過多に課題を抱えている」として、補強資金を確保するためにも、人員整理が必要になると指摘。その候補者として9人が挙がっていて、そこに原口の名前も入っている。ただし、契約期間が分からない選手も少なからずいるということ。2021-22シーズンに加入した現在31歳の原口だが、『トランスファーマルクト』では契約期間が記されていない。

 今季の原口はリーグ開幕からスタメンで出場したが、そのあとはUEFAヨーロッパリーグ(EL)での出場が増えていった。ブンデスリーガではベンチスタートが増え、最近チャンスを得たSCフライブルクとの上位対決での先発の機会も生かせなかった(60分で交代、1-4敗戦)。

 ドイツではインサイドハーフでの控えという立場になりつつある。一方、日本代表では、3-4-2-1であればシャドーとサイドを担えるが、若手の台頭もあり、森保一監督の最終的な判断により、カタール・ワールドカップ(W杯)のメンバーには加われなかった。

 スピードを武器にしてきたアタッカーが、どのような道を歩んでいくのか。多くの日本人選手のテーマでもある。それだけに、原口の今後の活躍ぶりや動向も注目される。

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