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シニシャ・ミハイロビッチ氏が逝去。ボローニャで日本代表DF冨安健洋を育てた恩師、FKも蹴るパワーと技のDFとして活躍

インテル時代のミハイロビッチ氏(右)。(左から)チームメイトのアドリアーノ、サネッティ。 (Photo by Clive Rose/Getty Images)

ラツィオとインテルでスクデット獲得、旧ユーゴスラビア代表でも活躍。

 ボローニャFC1909の前監督で旧ユーゴスラビア代表(現セルビア・モンテネグロ)のMF・DFとして活躍したシニシャ・ミハイロビッチ氏(Sinisa Mihajlovic)が12月16日に逝去された。白血病を患ったあとボローニャ指揮官として戦い続け、今年途中に退任していた。53歳だった。

 ボローニャは「さようならミスター、あなたは私たちの心のなかで永遠に生き続けます」、ラツィオは「ピッチ上でも、その人生でも、あなたは戦士でした」、セリエAは「彼の強さと人間性は、イタリアと世界のサッカーに消えない足跡を残しました」と、故人を悼んでいる。

 現役時代は強力かつ精度の高いキックを武器に、中盤と左サイドバックでプレー。直接フリーキックなど、セットプレーのキッカーも担った。SSラツィオ時代にはセリエA、イタリア・カップ優勝に貢献。その後移籍したインテル・ミラノでもスクデット獲得を果たした。またユーゴスラビア代表としても、ピクシーことドラガン・ストイコビッチらと輝かしい時代を彩り、62試合・10得点(セルビア・モンテネグロ代表1試合)と活躍した。

 引退後は指導者の道に進み、監督としても実績を積んできた。2019年からはボローニャで指揮して、安定した結果を残してきた。その間に、シント=トロイデンVVから冨安健洋を獲得。ミハイロビッチ監督のもと、信頼を受けて戦いながら進化を遂げた日本代表DFはセリエAで素晴らしいパフォーマンスを見せ、その後、アーセナルFCに飛躍を遂げた。

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