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三木谷会長が個人としてウクライナへ発電機500台を寄贈、現地へ発送開始

神戸の三木谷浩史会長。(Photo by Chris McGrath/Getty Images for Rakuten)

工進社製の発電機、さらに変圧器の購入費とウクライナまでの輸送費を拠出。

 楽天グループ株式会社の代表取締役会長兼社長を務める三木谷浩史氏はこのほど、各地で大規模停電が発生しているウクライナへの人道支援を目的に、「Samurai Donation Project」として、株式会社工進(以下「工進」)の発電機500台をウクライナに寄贈した。その発送が12月28日に行われた。

 J1リーグ ヴィッセル神戸のオーナーも務める楽天の三木谷会長は、各地でインフラ施設などへの攻撃を受けた厳しい寒さのなか、大規模な停電や電力不足、断水などが発生している状況を鑑み、ウクライナ国民の生活に必要な電力確保に向けた支援を行うことを決めた。三木谷会長が個人として、発電機・変圧器購入費とヨーロッパ・ウクライナまでの輸送費を拠出したということだ。

 寄贈する工進社製の発電機は「インバーター発電機 GV-16i」500台。「Tina Karol Foundation(チーナ・カーロリ財団)」を通じて、ウクライナ国民や同国内の避難所などに、変圧器と合わせて提供される。

 変圧器の用意にあたっては「楽天市場」の出店店舗にも協力を仰いだ。ウクライナへの人道支援は、政府への2月の10億円の寄付に続くもの。また楽天としても、インターネット募金「楽天クラッチ募金」を通じた「ウクライナ人道危機 緊急支援募金」への寄付、ウクライナ国旗が描かれた「ウクライナ支援チャリティーTシャツ」を進呈する「ウクライナ支援チャリティーTシャツ募金」を実施し、募金総額は13億円を超えている。

 発送スタートを受けて三木谷会長は自身のツイッター(@hmikitani)で、「日本からウクライナに向けて発電機500台の発送を開始しました。『Samurai Donation Project』として個人的な支援とはなりますが、少しでもお役に立てればと願っています。 I hope that these generators will help to bring light and warmth to people in Ukraine!」と発信している。

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