【移籍情報】重傷ノイアー代役、W杯4強モロッコ英雄ボノが浮上。しかしバイエルン入りへ、いくつかの障壁
カタールW杯を沸かせたモロッコ代表GKヤシン・ブヌがバイエルンに!?(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)
ヤン・ゾマーが第一の候補だが――。
ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンは、カタール・ワールドカップ(W杯)敗退後の休暇中にスキーで転倒して下腿骨骨折の重傷を負ったドイツ代表GKマヌエル・ノイアーの代役として、セビージャFCに所属する同大会でベスト4進出を果たしたモロッコ代表のヤシン・ブヌ(愛称ボノ)(Yassine Bounou)をリストアップしているという。しかし、獲得を実現するには課題もあるという。『ビルド』が1月1日に報じた。
バイエルンが即戦力のゴールキーパー獲得を検討しているのは2023年夏。現在はボルシア・メンヒェングラードバッハとの契約満了を迎えるスイス代表ヤン・ゾマー(Yann Sommer)を第一の候補に、さらにボノも浮上したという。2002年の日韓W杯でも注目を集めた元ドイツ代表GKオリバーカーンCEOがそのプレーに感銘を受けたそうだ。
ただし、ボノは2025年までセビージャと契約を結んでいて、スペインの名門は移籍金3000万ユーロ(約42億円)を設定。バイエルンはノイアーが2024年には復帰すると見込んでいて、「半年間」でその額を支払うのは高額だと捉えている。
また、ボノ自身がそのように、“ノイアー優先”になり得る状況を受け入れるのかどうかは微妙で、モチベーションにも影響しかねない。もっとも36歳のノイアーが完全復活を果たせるかも分からないだけに、欧州と世界制覇を狙うバイエルンとして(そしてドイツ代表にとっても)、未来を見据えたうえでも、一つ岐路に立たされているのは間違いない。
バイエルンはウインターブレイク明けのリーグ再開(日本時間21日4時30分から、アウェーでRBライプツィヒ戦)に備え、6日からトレーニングキャンプを開始する。