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【浦和】ギアクマキスがアトランタ移籍で「合意」、残すはセルティックとのクラブ間交渉

セルティックのギアクマキス。(Photo by Ian MacNicol/Getty Images)

サンプドリア行きも、同様の展開で破断しているが――。

 J1リーグの浦和レッズが獲得を目指しているスコットランド1部セルティックFCのギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(Georgios Giakoumakis)が1月25日、MLS(メジャーリーグサッカー)のアトランタ・ユナイテッドFCと「個人合意」に至ったという。ギリシャメディア『SDNA』が同日、「ギアクマキスがアトランタと合意、あとはセルティックからのOK待ち」と報じた。

 同メディアが掴んだ情報として、28歳のストライカーは「浦和ではなくアトランタでキャリアを続けることに決めた。あとはセルティックから承認を受けるのみだ」と報じた。大きな瑕疵さえなければ、契約は結ばれるだろうと見ている。

 先日はUCサンプドリア行きについて、ギアクマキスがクラブと個人同意に達したものの、そこからクラブ間の交渉で破断した経緯がある。

 今回も「個人合意」が先である流れは共通する。それだけに再びクラブ間交渉でとん挫する可能性もあるのでは!? という向きもある。

 ただしアトランタは以前からギアクマキス獲得レースに加わっていた。浦和がセルティックに提示している移籍金を把握したうえで、まだ水面下で交渉していたことになる。となると、その“移籍金相当”の条件をセルティックに出していることが、十分に予想される。

 また移籍を専門とするジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏(@FabrizioRomano)は25日、「MLSのアトランタがセルティックからギオルゴス・ギアクマキスを獲得するため交渉している。浦和レッドダイヤモンズが2週間前からリードしているものの、まだ決まっていない」とレポートしていた。

 浦和は約5億6000万円の移籍金を提示して、セルティックと「クラブ間合意」に達していると言われる。獲得へ再逆転するのであれば、アトランタとセルティックのクラブ間交渉が破断する、あるいはギアクマキス個人と改めて話し合う機会などを得たいところではある。

 ギアクマキスは2021-22シーズン、13得点を記録してスコットランド1部得点王に輝いた。今季は前半戦で活躍したものの、シーズン途中にはケガから復帰した古橋亨梧の控えに回る形に。今季これまでリーグ19試合・6得点・1アシストなど、公式戦トータル31試合・10得点・1アシスト。ギリシャ代表としても11試合・2得点を記録している。

 またセルティックは、ギアクマキスの後釜とされる、韓国代表FWオ・ヒョンギュを水原三星ブルーウィングスから獲得している。

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