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メッシが今夏フリーに!? 移籍先『有力』は欧州越え。Jリーグは? パリSGと交渉不調の場合…

リオネル・メッシ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

家族が「気に入っている」のは――。

 フランス1部パリ・サンジェルマンに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(Lionel Messi)が今夏、契約満了によりクラブを退団する可能性が出てきている。『トーク・スポーツ』が2月16日、「メッシはパリSGを去る方向へと傾きつつある」と報じた。

 カタール・ワールドカップ(W杯)で優勝したアルゼンチン代表のキャプテンは35歳になるが、いまなお数多くのクラブから引く手あまたの超人気銘柄の一人だ。2023年6月にパリSGとの2年契約を終え、あと1年オプションがあると言われるが、メッシサイドが行使せず退団するかもしれないという。

 同メディアによると、メッシはすでに昨年12月の時点で、口頭でパリSGの来季残留を申し合わせた。ところがその後、カタールW杯での優勝を経て、交渉が一向に進まず。そこで「心変わりがあった」そうなのだ。

 そして『レキップ』の報道を引用しながら、メッシと家族は自分たちの不動産も所有しているアメリカのマイアミに住む案を「気に入っている」というのだ。

 MLS(メジャーリーグサッカー)のインテル・マイアミは元イングランド代表MFデイビッド・ベッカムがオーナーの一人で、元同代表のフィル・ネヴィルが監督を務める。ただMLSはサラリーキャップ制を採用していて、その対象とならないDP枠(特別指定選手)で獲得する場合にも、様々な条件をクリアしなければならず複雑だ。

 とはいえメッシがMLSに来る――となれば、米国も大歓迎に違いない。むしろ2026年の北米3か国共催W杯カップを大いに盛り上げる機会になるだけに、確かに移籍実現は少なからず考えられる。

 一方、メッシの仲介人である父ホルヘ氏がパリSGと新たな契約を結ぶため役員会と交渉をスタートさせたという。

 このアメリカ行きがどこまで現実味があるか定かではない。そしてフリートランスファーになり、ヨーロッパ以外でのプレーも選択肢に入るのであれば、中東勢も指をくわえて見ているだけでは終わらないだろう。また、すでに何度も来日しているだけに……。Jリーグ勢もアタックする価値はありそうだ!

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