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チェルシーとパリSGがデンベレ獲得を狙う。バルサと今季末で契約満了、リードしているのは…

2019年に来日したバルセロナのウスマン・デンベレ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

今季リーグ8試合出場と振るわず、フリートランスファーになる予定。

 スペイン1部FCバルセロナに所属するフランス代表FWウスマヌ・デンベレ(Ousmane Dembele)が今シーズン末の2022年6月で契約満了を迎える。チャビ監督が就任した今季は出場機会をなかなか得られず、そのままフリートランスファーとなって退団する公算が高まっている。そしてポテンシャルは十分あるこの24歳のウインガーの獲得に向けて、イングランド・プレミアリーグのチェルシーFC、そしてフランス1部パリ・サンジェルマンが動いている。『90min』が2月23日に報じた。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部ボルシア・ドルトムントから2017年、約136億円でバルセロナに加入。両足を同レベルで操れる高速&テクニックを備えたウインガーは2018-19シーズン、リーグ29試合・8得点を記録するなど活躍した。しかしチャビ監督下の今季、これまでリーグ8試合・3アシスト、公式戦通算14試合・1得点・3アシストと振るわずにいる。

 今回の記事によると、バルセロナは1月に彼との契約延長を試みたが、提示した条件は“減額”。デンベレはこれに不満を抱き、延長への話し合いは一旦決裂した。バルサも条件を大幅に引き上げる考えはなく、やはり現時点ではフリーでの退団が有力視されている。

 そこで名乗りを挙げたのが、チェルシーとパリSGの2チーム。条件はそれぞれ似ていて、これからデンベレサイドも吟味していくそうだ。

 とりわけチェルシーを率いるのはドイツ人のトーマス・トゥヘル監督である。彼がドルトムントを率いた時代に、デンベレは飛躍を遂げている。そしてチェルシーがさらに強くなるために必要な選手だと、指揮官は高く評価しているそうだ。

 とはいえ、バルサ在籍中は遅刻をはじめ生活態度に多くの問題があり懲戒処分も受けてきた。コンディション維持の面でも問題があったと言われる。若くして名誉を手に入れたが、果たして、アスリートとしてここから最高の状態へと変化を遂げていけるのだろうか。

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[文:サカノワ編集グループ]

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