尚志高DFチェイス・アンリのシュツットガルト加入が決定的!まずU21チームでプレー予定だが…内田篤人絶賛のタレント
チェイス・アンリ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
パリ五輪世代、先駆者になれるか――。
昨年のU-22日本代表にも選ばれた尚志高校のDFチェイス・アンリが、ドイツ・ブンデスリーガ1部VfBシュツットガルトに加入することが決定的となった。ドイツの地元メディア『シュツットガルター新聞』が報じた。
チェイスは2004年3月24日生まれ、187センチ・80キロ、17歳。アメリカ人の父と日本人の母を持ち、今春卒業予定。18歳未満の国際移籍が原則認められていないため、誕生日を迎えるとともに契約を結ぶ予定だ。
昨年9月に行われたシュトゥットガルトU-21のトレーニングキャンプに参加し、あらゆる面でチームのスカウトから高い評価を得た。他にもオランダ1部アヤックス・アムステルダム、AZアルクマールも彼を欲していた。日本代表の遠藤航、チャンスを掴んだ前ジュビロ磐田の伊藤洋輝らが所属している環境面も考慮し、ドイツ行きを決断したようだ。
当面はU-21チームでプレーすることが予定されている。しかし伊藤も同様にU-21で経験を積む計画だったが、昨年夏、ちょうどEUROやコパ・アメリカ、東京オリンピック開催のため遠藤ら主力不在のため、トップチームの練習に参加。そこでチャンスを掴み、結局U-21チームの試合に出ることなく、トップチームの一角を担うまでに至った。
昨年活動したU-22日本代表でロールモデルコーチを務めた内田篤人氏も絶賛した逸材の一人である。とはいえ、高卒でJリーグを経験せず海を渡って成功を収めた例はあまりない。パリオリンピック世代にあたる注目のタレント、チェイスには時代の先駆者となることも期待される。
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[文:サカノワ編集グループ]