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【日本代表│コロンビア戦 採点・寸評】三笘、守田、伊東、上田に高評価「4」、しかし低評価「2」が最多10人

日本代表1-2コロンビア代表【MAN OF THE MATCH】ラファエル・ボレ(コロンビア代表)

デビューのバングーナガンデ、キャプテンマークの板倉滉…4バックはいずれも低めの採点に。

[キリンチャレンジ杯] 日本代表 1–2 コロンビア代表 /2023年3月28日19:20/ヨドコウ桜スタジアム

 カタール・ワールドカップ(W杯)を経て最初の活動となる森保ジャパン“第2章”の幕開け、「キリンチャレンジカップ2023」の3月シリーズ第2戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)は三笘薫のジャンプヘッド弾で先制したものの、ラファエル・ボレのオーバーヘッド弾などコロンビア代表に1-2の逆転負けを喫した。マン・オブ・ザ・マッチは文句なしでボレを選出。

 日本代表の選手の採点・寸評は以下の通り。

▼採点の見方
ポジション

背番号 選手名 採点
寸評
※通信簿にちなみ5段階評価で採点。
「5」が最高、「1」が最低。
対象は原則プレー時間20分以上。

【日本代表:コロンビア代表戦]
GK
23 シュミット・ダニエル 3
至近距離からのショットに対しビッグセーブを見せ、パワーと高さも光った。2試合で3失点と「結果」を残せなかった。

DF
2 菅原由勢 2
幅を使ったポジショニングから、後半の西村の決定機に関与するなど、特に高い位置で積極的に攻撃に絡んだ。ロングスローも武器に。一方、守備へ回った際に主導権を握れなかった。

4 板倉滉 2
ビルドアップ面でよくボールを散らしていた。一方、最も重要な1対1の守備の局面で、ボールへ行くのか迷いが感じられた。飛び出してのヘッドが奪われ、さらにデュエルで完全に振り切られるなど2失点に絡んだ。

26 伊藤洋輝 2
左サイドのセンターバックとサイドバックに入る。後半途中から危ういミスが続いたが、その時間帯でこそ、ロングキックなど伊藤にしかないパワフルなプレーでチームを助けたい。

5 バングーナガンデ佳史扶 2
(▼59分)
21歳の左サイドバックが先発抜擢。迫力あるタックルで1対1を制すなど、ポテンシャルの高さを示した。しかし後半途中に負傷し交代。サイドに張り出したり、インナーラップを仕掛けたり、意欲は伝わってきたが、効果は限定的だった。

MF
13 守田英正 4(▼78分)
右クロスからの三笘弾アシストに加え、左クロスから上田の決定機も作る。ボール奪取からのトランジションで大きく貢献した。

15 鎌田大地 2(▼HT)
コロンビアの19歳ジョン・デュランの同点ゴールは、鎌田がマークで見ていたが簡単に外してしまった。やや気分で守備をしているところがあり、ボランチ起用は守備の役割を徹底させなければリスクを伴いそう。前半での交代を余儀なくされた。

9 三笘薫 4(▼78分)
完全に競り勝ってのジャンプヘッドで先制点をもたらした。この日は日本代表デビューのバングーナガンデに配慮し、引いたプレーが目立ち、爆発的な突破は懐に収めたままに。

19 西村拓真 2(▼59分)
チャンスを感じ取る“嗅覚”は抜けている。よく粘って町野につなぎ先制点をもたらす。後半の左足から放った決定機を決め切れていれば、再びヒーローだった。守備面の強度がやや物足りなかった。

14 伊東純也 4
鋭いプレッシングからチャンスメイク(先制点の始点となるスローインにもつなげる)、さらにヒールパスから守田クロス→上田決定機も作る。その突き抜けた武器が、日本の武器になっている。

FW
20 町野修斗 2(▼HT)
申し分ないポストプレーから先制点につなげる。しかし、その後は最終ラインなどからのロングフィードにも競り勝てず。自身もシュートゼロに終わった。

▼交代出場
FW
21 上田綺世 4(△HT)
ゴールは決められなかったものの、三度ビッグチャンスを作り出した。ボールを収めて前を向けるようになるなど、プレーの選択肢がどんどん増えている。

MF
6 遠藤航 3(△
HT)
イーブンなボールを日本のものにできるのは強み。この日はボレを褒めるべきだが、寄せきれず失点。ベンチからの「メモ指示」は、逆に遠藤だけで統制することを難しくした。

MF
8 堂安律 2(△54分)
高い位置でボールを収められるのは頼もしい。ただ、そこから感覚的に自由なプレーを選択すると、センターフォワード(例えば上田)のスペースを消してしまうなど、前線の選手たちとのミスマッチが解消されずにいる。

DF
22 瀬古歩夢 2(△59分)
元セレッソ戦士が凱旋出場。目の前で飯倉が振り切られた2失点目は(ボレのキックが素晴らしかったが……)、ここでこそ瀬古がチームを救う“チャンス”だった。

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MF
11 久保建英 2(△59分)
積極的なハイプレスから、チームに再び推進力を与えた。しかしコーナーキックのチャンスで、キックがショートするなど、やや気持ちが空回り。周囲と連係しながらの打開も狙っていきたい。

FW
18 浅野拓磨 ―(△78分)
守備を固める敵陣にクサビを突き刺す狙いで投入。ただ、「保持」「速攻」「パワープレー(ロングキック)」など、それぞれ日本代表の選手たちの狙いがバラバラになってしまい、浅野のスピードも生きなかった。

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