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一時は日本代表“有力”候補。ビエルサがウルグアイ代表監督に就任「契約完了、あとは発表のみ」2026年W杯予選へ指揮

リーズ時代のビエルサ監督。(Photo by Gareth Copley/Getty Images)

期間はW杯南米予選まで、出場権獲得で延長へ。

 前リーズ・ユナイテッドFC指揮官であるアルゼンチン人の名将マルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)が、ウルグアイ代表の新監督に就任することが決定的となった。現地ジャーナリストによると、すでにウルグアイサッカー協会とビエルサは契約を締結、あとは発表を待つのみという。

 ビエルサは1955年7月21日生まれ、アルゼンチン出身の67歳。徹底したスカウティングなど準備と理論を武器に、アルゼンチン代表、チリ代表、アスレチック・ビルバオ、オリンピック・マルセイユ、SSラツィオ、LOSCリール、リーズなどを率いてきた。2002年の日韓ワールドカップでは、アルゼンチンを率いて来日。FC東京との練習の際に持参した、相手チームについて分析した分厚い「ビエルサノート」が話題となった。

 これまで何度か日本代表の監督候補としても名前が浮上。一時は“最有力”と報じられたこともあった。

 ウルグアイ代表はカタール・ワールドカップ(W杯)、グループステージ1勝1分1敗の勝点4で終了。得失点差で2位韓国代表に及ばずGS敗退を喫していた。

 その直後の12月3日の時点で、『TyCスポーツ』のジャーナリストであるホアキン・ブルーノ氏は、ディエゴ・アロンソ監督(Diego Alonso)は退任し、アルゼンチン人のマルセロ・ビエルサ氏(Marcelo Bielsa)が就任すると伝えていた。

 そして日本時間4月7日、同氏がツイッター(@Jbruno84)で「(最初に伝えてから)4か月経った今日、正式に決まります。マルセロ・ビエルサが南アメリカのチームを率いるために戻ってきます」とレポート。別のジャーナリストのセザール・ルイス・メルロ氏(@CLMerlo)によると、「すでに契約は結ばれていて、近日中に正式に発表される予定。彼は予選が終わるまでの契約にサインし、ワールドカップの出場権を得た場合は延長する可能性がある」と報じている。

 3月シリーズで来日したウルグアイ代表は、国立競技場で日本代表と1-1でドロー。マルセロ・ブロリ暫定監督は複数の若手選手を起用し、「新しく就任する監督に、できるだけ多くの情報を提供するための機会にしたい」と語っていた。

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