フランス、ドイツ…上田綺世が今夏ステップアップ?セルクル「皮算用を開始した」
上田綺世。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
リーグ3位17ゴールを記録して――。
ベルギー1部セルクル・ブルージュの日本代表FW上田綺世(UEDA Ayase)が今夏、2023-24シーズンに向けてステップアップの移籍をする!?
ベルギーリーグでまさに飛ぶ鳥を落とす勢いにある24歳のストライカーは、鹿島アントラーズからの移籍1年目にして、これまでリーグ3位となる17ゴールを記録。当初は2列目などで起用されていたが、結果を残すことでエースの座を確立していった。
ベルギーメディア『HLN』によると、ミロン・ムスリック監督が「これだけコンスタントにゴールを決めれば、彼がチームに留まることは難しくなる。もうスポーツダイレクターはお金の計算を開始しているよ(笑)。若い選手をよりよくするのが私たちの仕事だからね」と冗談っぽく語ったという。同メディアによると鹿島からは総額150万ユーロ(約2億2000万円)でこのフォワードを獲得し、すでに17ゴールを決めていて、投資分は回収できたとも言えるという。実際、かなりの移籍金が見込める状況にある。
いずれにせよ次のマーケットで、“アヤセ・ウエダ”の名前がこれまで以上に欧州全体で取り上げられるのは間違いない。今回の移籍金などを負担したとも言われるフランス1部ASモナコ、昨夏一時噂にのぼったドイツ1部シャルケ04……などが候補か。大幅に移籍金が上がっただけに、より高いレベルのクラブも名乗りを上げるか。
次節はレギュラーシーズンの最終節ズレテ・ワレヘム戦で、セルクルはプレーオフ2に進出する可能性を残している。