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【浦和】ホセ・カンテが加入後初ゴール!立ち返った原点「もっと走り、よりファイトすることを意識した」

浦和のホセ・カンテ(写真はACL決勝アル・ヒラルとの第1戦より)。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)

川崎に逆転勝利。呼び水となった同点弾、「あの(ファーストタッチの)コントロールがゴールの半分を生んだ」。

[ルヴァンカップGS 5節] 浦和 2–1 川崎/2023年5月24日19:30/埼玉スタジアム

 浦和レッズのホセ・カンテがルヴァンカップ・グループステージ(GS)5節の川崎フロンターレ戦で先発出場し、0-1で迎えた51分に値千金となる加入後初ゴールを決めた。チームは89分に酒井宏樹のクロスからのオウンゴールで逆転に成功し、2-1の勝利で勝点7に伸ばしてグループ首位に立った。

 昨年までギニア代表に選ばれてきた32歳のストライカーは、次のようにゴールシーンを振り返った。

「パスがすごく良かったです。ダヴィド(モーベルグ)とは試合前から話し合い、試合中もお互いにアイコンタクトをかわしていました。『インサイドにカットインに来た時、パスを出す』と話もしていました。すると強くて質のいいパスが来て、良いコントロールもできました。左足には自信があり、信じて蹴り込みました。(少し流したあとのタッチだったが)あの(ファーストタッチの)コントロールがゴールの半分を生んだと言えます」

 そして、このゴールの背景について、カンテは微妙なVARのオフサイド判定による得点取り消しなどでゴールがなかなか決まらずにいたなか、気持ちを「ゴール」だけに向きすぎず、まず肝心な「闘う」ところにフォーカスし、自身の大切にしてきた“原点”をしっかり見つめた。

「スコアやゴールのところを一旦忘れて、自分で自分の背中を押しながら、もっと走って、よりファイトすることを意識しました。今日はその頑張りが、あのゴールを生んでくれたのかなと思います。その教訓が生きたのかもしれません」

 するとそのゴール後、明らかにカンテのプレーは何かが吹っ切れたように切れも増して、好循環を生み出していった。

「いろいろ開放されました」いよいよホセ・カンテの進撃がここから始まる。

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 浦和は1勝4分の勝点7でグループBの首位に立った。6月18日のGS最終節は、勝点で並ぶ2位の清水エスパルスとのアウェーゲームになる。この日敗れた川崎は1勝2分2敗の勝点5で最下位だが、まだ突破の可能性を残している。

Posted by 塚越始

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