「人生最悪の日だぜ」オリバー・カーンがバイエルン11連覇達成も男泣き
オリバー・カーン氏。 (Photo by Oliver Hardt/Getty Images)
元世界最強GK、クラブCEO解任に!!
ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンが5月27日、1.FCケルンに2-1の勝利を収め、ボルシア・ドルトムントを逆転して、前人未到リーグ11連覇を達成した。
この試合直後、クラブはオリバー・カーンCEO、ハサン・サリハミジッチ・スポーツダイレクターの解任を発表した。ヤン=クリスチャン・ドレーセン氏が新たにCEOに就任する。
2002年の日韓ワールドカップで準優勝したドイツ代表のゴールキーパーであり、日本でも今なおファンの多いカーン氏だが、2021年7月から現職に就いた。しかし今季のユリアン・ナーゲルスマン解任、トーマス・トゥヘル監督就任、その後の混乱などを経て、クラブの監査委員会により、まさかの“トップ解任”を告げられた。
優勝を逸することを前提としていた人事のようでもある。しかし11連覇の偉業を達成しても、もちろん決定は覆らなかった。
『ビルド』の取材に対し、カーン氏はその解任を告げられたことにより、この最終節のケルン遠征への帯同、さらには逆転で成し遂げた優勝祝賀会への参加ができなくなったそうだ。53歳になった元世界最強GKは「選手たちと最後に会う日を奪われてしまって、人生最悪の日だぜ」と打ち明けたそうだ。一方で、「来シーズン、楽しみにしているよ。ドイツでの12連覇、それだけではないはずだ」と、バイエルンの世界での躍進に期待を寄せているという。