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【浦和】酒井宏樹「あのサポーターのブーイングの意味は分かっています」“苦しい時の勝ち筋”がテーマに

浦和の酒井宏樹。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)

守備は安定、攻撃は物足りず「問題を分けるのではなく、一緒に考えなければいけない。全員でやっていきたい」。

[J1 17節] 横浜FC 0–0 浦和/2023年6月11日18:30/ニッパツ三ツ沢球技場

 J1リーグ浦和レッズのキャプテン酒井宏樹はスコアレスドローに終わった横浜FC戦のあと、「厳しい結果だと受け止めています。横浜FCが良いパフォーマンスをしていたのは事実。自分たちのプレーには総じて満足していませんが、(アウェーで首位ヴィッセル神戸に勝利し、最下位だった横浜FCと引き分けるなど)これもサッカーなのかなと思っています」と振り返った。

 ほとんど見せ場を作れず、雨中のなか見守ったレッズサポーターからは試合終了と同時にブーイングが起きた。

「しっかりと、あのサポーターのブーイングの意味は分かっています。結果でしか返せない世界なので、そこは前を向いてやっていくしないです」「本気で優勝する気があるならば、勝点3を狙っていかなければいけない」

 酒井はそのように、チームとしての勝利への貪欲さの大切さも強調した。

 一方、この日も無失点に抑えた。守備の安定感は光る。

「(守備面について)そこは連係面を含めて良くできているので、続けていかなければいけない。ただ無得点が続いているので、そこはディフェンスラインからのビルドアップも大事。(攻守で)問題を分けるのではなく、一緒に考えなければいけない。全員でやっていきたいです」

 ミッドウィークでの試合を挟む7連戦のこの日が最後だった。特に7日の天皇杯・関西学院大学戦(〇1-0)を延長120分までプレーし、主力選手を投入した影響は少なからずあった。

「疲労の蓄積はありました。そのなかでも勝っていかなければいけない。これから(強豪になれば、カップ戦との)連戦は当然になっていきます。そこでの勝ち方を見つけていかなければいけない。連戦での勝ち方は若い選手をはじめあまり分かっていないと思うので、そこをしっかり勝っていけるように。それができないと優勝争いというステージには立てません」

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 苦しい時の勝ち筋――。カタール・ワールドカップ(W杯)では日本代表をベスト16に導いた酒井は、その点をチームのテーマに挙げていた。

Posted by 塚越始

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